インフラエンジニアに向いている/向いていない人!女性でもなれる!

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インフラに限らず、エンジニアは論理的な思考が必要です。

 

「なんでそう考えたのか」、「どうしてそのやり方を採用したのか」などと、

いつも論理的な説明を求められます。

 

インフラエンジニアでは、さらに慎重さや正確さも大切な要素。

 

反対に、感覚的に作業してしまう人や

うっかりミスが多い人は向いていません。

 

ミスしないような仕組み作りはされていますが、

やっぱり注意深くて作業が丁寧な人のほうが安心して任せられます。

 

インフラエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を紹介しますので、

適性があるかどうか確認してみましょう。

 

わたしはIT企業で10年以上インフラエンジニアをしています。

 

インフラエンジニアの仕事に派手さはありませんが、

規模の大きなシステムを縁の下の力持ち的な存在で支えること

やりがいを感じています。

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インフラエンジニアに向いている人の特徴

インフラエンジニアに向いている人の特徴を紹介します。

論理的な思考ができる人

 

エンジニアに論理的な思考は必須です。

 

特に、インフラエンジニアに論理的な思考が求められるのは、

要件定義や設計の上流工程と障害対応の場面です。

 

要件定義では、

ゴール(お客様の要望)から逆算して技術的な仕様にまとめていきます。

 

実現方法が複数ある中でどうしてその方式なのか、

費用や品質、納期などの側面から見てどうしてその仕様が最適なのか

を説明できなければなりません。

 

文書作成だけでなく、理路整然とお客様に説明する必要もあります。

 

設計段階でもあらゆる側面から設計が要件を満たすかどうか、

設計上の矛盾がないかを確認します。

 

論理的思考がない人の設計では設計時の考慮漏れが頻発、

うまく実装できないので設計からやり直しということも。

 

納期の遅延や工数の超過につながって、

不採算プロジェクトまっしくら・・・

 

下流工程の運用の場面でも論理的思考は必要です。

 

特に障害対応時の問題の切り分けでは、

論理的思考ができるかで原因究明までの時間が大きく変わります。

 

エラーメッセージが出て処理が止まってしまったという障害が発生したとします。

 

【考えられる原因の例】

 

・処理のスクリプトに問題があったのか

・アクセスしようとした記憶装置に問題があってアクセス不可だったのか

・通信しようとしたネットワークの回線に問題があったのか

・書き出そうとした先の容量がいっぱいだったのか など

 

1つのエラーでも原因はさまざま考えられます。

 

そのときに問題の切り分けをして最終的な原因を突き止めるのに、

論理的思考が必要です。

 

例えば、こんな風に考えます。

 

処理のスクリプトは稼働実績があるから問題ない。

書き出し先の容量も問題ないから原因ではない。

 

ハードウェア的な問題だと仮定して、

記憶装置やネットワーク系のエラーメッセージが

同時刻に出ていないか確認してみよう。

 

仮説⇒検証⇒仮説⇒検証・・・を繰り返して、原因を絞っていきます。

行き当たりばったりの対応では、いつまでも真の原因に到達しません。

 

障害対応を楽しむ強者もいる

障害対応の原因調査が好きという変わり者?も何人か遭遇しました。

パズルを解くみたいで楽しいそうです。

 

普段は物静かなのに障害のときだけイキイキする人もいます。

 

わたしは障害の原因調査自体は好きですが、

ピリッとした緊張感のある空気は慣れません・・・

正確に作業できる人

 

インフラエンジニアはITインフラを扱うので、

1つの作業ミスが大きな障害に繋がります。

 

インフラエンジニアが作業するIDには高い権限が付いていることが多いので、

やろうと思えば重大なシステム障害を引き起こせるのです。

 

例えばハードウェアの設定を変更するときにミスしたり、

起動時に読み込む領域を削除したら、システム全体が起動できなくなります。

 

そのため、インフラエンジニアは信用が大切。

一度信用を裏切ったら会社単位で参入できなくなることもあります。

 

作業ミスを防ぐために実施者/再鑑者の2人ペアで作業する、

1つの作業が終わったら必ず2人でチェックするのが基本動作です。

 

基本動作をめんどくさがったり、軽視したりする人は向いていません。

 

人間誰でもミスはしてしまうものですが、

やるべきことを怠った上でミスすると信用はガタ落ちです。

 

しっかりと準備して、準備した通りにやるのが評価される仕事です。

イレギュラーなことが楽しい!という人には向いていません。

 

手順書通りに正確に慎重に作業できる人が向いています。

コミュニケーションスキルが高い人

 

インフラエンジニアはチームで働きます。

 

システムの規模によって人数はまちまちですが、

わたしはよく5~6名のチームで働いていました。

 

5~6人のチームが4~5つ集まってインフラ全体のチーム、

さらにアプリケーションのチームやオペレータのチームがいて、

1つの運用プロジェクトになります。

 

チーム内で助け合ったり情報を共有したりする雰囲気があると、

連携がスムーズでミスが少なく生産性の高いチームになります。

 

逆に、自分の仕事の範囲を決めてそれ以上は手を出さない・関心を示さないチームは、

少数の人に負担が偏るために生産性の低いチームになります。

 

女性は場の潤滑油になりやすい

男性が多いインフラエンジニアのチームに女性が1人でもいると、

場が和むのでコミュニケーションが活発になりやすいです。

 

社員数1万人超えの会社に勤めるエンジニアに聞いたのですが、

意図的に1つの島(デスクの固まり)に1人は女性を入れるようにしているのだとか。

 

その周辺の人間関係が良くなり、

女性の目があると思うと男性同士の言葉遣いも柔らかくなるそうです。

 

また、チーム内だけでなく、

いろいろな立場の人と関わりを持つ機会がたくさんあります。

・お客様

・メーカー

・他社、他部門のエンジニア

・オペレーター

・オフショア(中国などの開発者)   など

どの関係性の人とも良い関係を築けば、仕事がどんどんやりやすくなります。

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縁の下の力持ちにやりがいを感じる人

 

ITインフラは普段意識されることが少ないので、

業績が良くて表彰されるとか、ヒット商品を生むという派手な実績はないです。

 

注目されるのは障害でシステムが止まった時だけという、

損な役回りともいえます。

 

銀行や航空会社のトラブルを見たことある人も多いはず。

 

ただ、止まればそれだけ大騒ぎになるということは、

それだけ社会にとって大切なシステムということです。

 

みんなが当たり前に使っているサービスを支えている、

そういった役割にやりがいを感じられる人なら向いています。

 

インフラエンジニアをしていて楽しい瞬間

わたしはマシンルーム(サーバーなどの機器が設置されている場所)が

けっこう好きです。

 

見渡す限り、巨大な冷蔵庫くらいの機械やラックが並び、

ランプがピカピカしています。

 

「自分は壮大なシステムの一部を担っているんだな」

こっそり誇らしげに思っています。

チャレンジ精神がある人

インフラエンジニアは継続的なスキルアップが必要です。

 

例えば最近はIaaS(アイアース、イーアース:Infrastructure as a Service)といって、

インフラのクラウド化が進んでいます。

 

これからはクラウド上でのインフラ構築や運用保守のスキル

身に付けていかなければなりません。

 

Web系やアプリケーション開発より技術革新の流れは緩やかですが、

継続的な勉強は必要です。

 

新しい技術の勉強を”しなければならない”と捉えるか、

”自分の仕事の幅を広げるチャンス!”と捉えるかは全然違います。

 

後者で捉えられるチャレンジ精神旺盛な人は、

エンジニア全般に向いています。

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インフラエンジニアに向いていない人の特徴

次に、インフラエンジニアに向いていない人を紹介します。

感覚的な人

インフラエンジニアの仕事は、

緻密に計算して、いろいろな視点から何度も確認して、1つずつ積み上げていくイメージです。

 

ひらめき、アイディア、センスなどの感覚的なものは

あまり発揮する場面がありません。

 

障害対応で原因がパッとひらめいたり、

スクリプトを書いていてエラーの原因がパッと思いついたりはあります。

 

どちらかというと、

プログラミングをするアプリケーションエンジニアが向いていそうです。

 

感覚的なひらめきが多いタイプの人は、

ひらめいたらやってみたくなってしまいますよね。

 

そのときに「えいやっ!」でやってしまうと、

インフラエンジニアでは怒られる可能性大です。

 

インフラエンジニアは計画的に慎重に作業する人が向いています。

ひらめき重視・感覚派の人は向いていません。

人と関わりたくない人

インフラエンジニアは前述のようにいろいろな関係者と関わります。

 

エンジニア=1人でコードをカリカリ書くという偏ったイメージを持っていると、

「こんなはずではなかった」とギャップを感じる原因に。

 

意外と打ち合わせやメールのやり取りが多い仕事です。

 

関係性に応じて良好なコミュニケーションが取れたり、

持ちつ持たれつで協力関係を築けるほうが向いています。

 

直接感謝されたい人

サービス業などお客様が目の前で喜んでくれることにやりがいを感じる人は、

インフラエンジニアは物足りないかもしれません。

 

インフラエンジニアが接するお客様は、

システムを所有するお客様(企業のシステム担当部門)であり、

システムの利用者ではないからです。

 

また、システムの利用者もITインフラは意識しないので、

直接喜ばれたいというマインドの人は向いていないです。

 

システム部門の担当者から感謝状をもらったり、

無事にシステムを公開できたときには感謝の言葉をいただくことはあります。

 

そのくらいで満足できれば大丈夫!

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変化が嫌いな人

インフラエンジニアは1つの現場に長くいることは珍しいです。

 

特に構築プロジェクトでは構築すれば終了、

数か月~長くても数年でプロジェクトは変わります。

 

運用保守に終わりはありませんが、

会社の方針としてジョブローテーションをすることが多いです。

 

わたしの会社では2年を目安にローテーションします。

【ジョブローテーションの目的】

 

・新しいプロジェクトで新しい経験・スキルを身に付けさせること

・給料の安い後輩を代わりに入れることで利益率をアップさせること

新しいプロジェクトに行けば、

新しい人間関係を築いたり、

そのプロジェクト特有の仕事の進め方を覚えることになります。

 

それをめんどくさいと思うか、新しいことができてワクワクすると思うかで、

適性があるかわかります。

 

変化が嫌いな人は、インフラエンジニアの中でも社内SEなど、

腰を据えて働ける職種が良いかもしれません。

 

社内SEは転職しない限り、

1つの会社のシステム関連部署に所属することになります。

プライベートを最優先したい人

 

インフラエンジニアの1番の悩みは、

予期せぬ障害発生やトラブルで残業が発生してしまうことです。

 

セキュリティ系やデータベースエンジニアなど比較的トラブルが少ない分野もありますが、

ゼロではありません。

 

障害対応以外にも、構築のときに設計ミスがあって納期ギリギリ!というときは、

一時的に残業が多くなったりします。

 

絶対にプライベートは死守したい、終業時間から1分たりとも残業したくないという人は、

インフラエンジニアは向いていないです。

 

残業したくないならオペレーターになりますが、

オペレーターはスキルアップにならないのでおすすめしません。

 

わたしはできるだけ残業したくない派ですが、

必要なときは仕方なく残業します。

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まとめ:インフラエンジニアに向いている人/向いていない人

【インフラエンジニアに向いている人】

 

・論理的な思考ができる人

・正確に作業できる人

・コミュニケーションスキルが高い人

・縁の下の力持ちにやりがいを感じる人

・チャレンジ精神がある人

 

 

【インフラエンジニアに向いていない人】

 

・感覚的な人

・人と関わりたくない人

・直接感謝されたい人

・変化が嫌いな人

・プライベートを最優先したい人

インフラエンジニアに向いているかどうか、イメージはつきましたか?

 

もし向いていると思えたなら、

ぜひインフラエンジニアになる道を前向きに検討してみてくださいね。

 

自分がインフラエンジニアに向いているかどうか自信がない人は、

IT業界専門の転職エージェントで適性診断を受けてみてはいかがでしょうか。

 

業界に詳しい人に客観的に判断してもらうことで、

自分でも気づいていなかった側面があるかもしれません。

 

 

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