女性インフラエンジニアのキャリアプランは?女性でも出世できる?

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女性インフラエンジニアは10%ほどしかいないので、

キャリアプランのロールモデル(お手本)になる女性が近くにいないことが多いです。

 

インフラエンジニアのキャリアプランは大まかに、

マネジメントを目指す人とスペシャリストを目指す人に分かれます。

 

女性は、エンジニアの教育や採用、広報に進む人も多いです。

 

男性と同じように出世・昇進はできますが、

育休のブランクや時短勤務の期間があると、責任のある職からは遠ざかります。

 

この記事では、

女性インフラエンジニアのキャリアプランについて具体的に紹介します。

 

わたしはIT企業で10年以上インフラエンジニアをしています。

インフラエンジニアから育休を経て、本社勤務の時期もありました。

 

キャリアプランに正解はありませんが、

女性インフラエンジニアによくあるパターンを紹介します。

 

出世や昇進は男女平等!でもブランクの影響はある

 

出世や昇進は男女平等で、女性だから出世しにくいということはありません。

 

わたしの会社でも女性が支店長や役員を任されていますし、

他社でも100人規模のプロジェクトリーダーをしている女性もいます。

 

女性のリーダーといってもリーダーシップの取り方は人それぞれ。

 

和やかな雰囲気を作るのが得意な人もいれば、

あえて少し緊張感がある中で仕事するようにしている人もいます。

 

ただ、育休明けの時短勤務中に責任のある立場(現場のリーダーや管理職)

に就く人は聞いたことがありません。

 

仕事をセーブせざるを得ない期間は、男性より出世や昇進は遅れます。

 

これは男性にも言えることで、

介護や育児で残業が一切できない男性社員は責任者になりにくいです。

 

責任者をやってはいけないという決まりはないですが、

「責任者だと残業が避けられないだろう」という会社の配慮だと思います。

 

女性のほうが産休・育休によるブランク、時短勤務をする確率が高いので、

結果的に男性のほうが出世が早く見えることはあります。

インフラエンジニアのキャリアプラン2つ

インフラエンジニアに限らず、

エンジニアには大きく分けて2つのキャリアプランがあります。

マネジメント

マネジメントはリーダーやプロジェクトマネージャーを目指すキャリアプランです。

 

会社内での役職や地位が上がるほど、現場の第一線からは離れます。

 

営業や経理、部下の管理など、

技術スキル以外も多岐に渡るスキルや知識が求められる立場です。

 

スペシャリスト

スペシャリストは特定の技術分野を突き詰めるキャリアプランです。

 

ネットワークスペシャリストやデータベースのスペシャリスト、

ITアーキテクトなど。

 

現場で活躍するのはもちろん、

社内全体から技術的なアドバイスを求められるような立場です。

女性インフラエンジニアのキャリアプラン(マネジメント)

具体的にマネジメント系のキャリアプラン例を紹介します。

【マネジメント志向のキャリアプラン】

 

インフラ構築/運用保守チームメンバー

インフラ構築/運用保守のチームリーダー

複数のプロジェクトを管理するプロジェクトマネージャー

インフラ部門の部門長

役職が上がるにつれて椅子の数は少なくなるので、

ずっとチームリーダー止まりの人もいます。

 

【マネジメント系のキャリアプランが向いている人】

 

・人と関わるのが好き

 

・面倒見が良い

 

・チームで成果を出すのが好き

 

マネジメント系のキャリアプランを進むと、自分の部下ができます。

 

部下を率いて成果を出すことにやりがいを感じたり、

周囲のモチベーションを上げるのがうまい人はマネジメント向きです。

 

社外から分かりやすく出世しているとみなされるのはマネジメント職。

ただ、数字(会社の利益)に対する責任は強く求められます。

女性インフラエンジニアのキャリアプラン(スペシャリスト)

次に、スペシャリスト系のキャリアプラン例を紹介します。

【スペシャリスト志向のキャリアプラン】

 

インフラ構築/運用保守のチームメンバー

インフラ構築/運用保守のチームリーダー

インフラエンジニアの教育係/技術的なアドバイザー

特定分野のスペシャリスト/システムアーキテクトやITストラテジスト

スペシャリストのキャリアプランでは、

特定の分野で自他ともに認めるスペシャリストになる必要があります。

 

社外のコミュニティに所属して論文を発表したり、

定期的に社内勉強会を開いている人も。

 

「〇〇といえばあの人!」と言われるのが理想です。

 

国家資格の高度試験はもちろん、

専門分野のベンダー資格で最難関を取得すると社内で権威性がつきます。

 

【スペシャリスト系のキャリアプランが向いている人】

 

・1つのことに集中したい

 

・専門的な技術を突き詰めるのが好き

 

・ずっと現場にいて作業していたい

マネジメント系で出世するとどうしても現場からは離れてしまうので、

第一線でずっと活躍していたいという人はスペシャリスト向きです。

 

スペシャリストは自分のスキルアップだけ考えれば良い?

以前は、スペシャリストというと職人気質で、

コミュニケーションが苦手なイメージがありました。

 

最近は、技術を後輩に伝えて育成してくれるスペシャリスト

高く評価されます。

 

自分の技術研さんだけでなく、

人材育成への貢献も忘れないようにしましょう。

 

女性インフラエンジニアのキャリアプラン(教育など)

 

最後に、特に女性に多いキャリアプラン例を紹介します。

【女性に多いキャリアプラン】

 

インフラ構築/運用保守のチームメンバー

インフラ構築/運用保守のチームリーダー

インフラエンジニアの教育係/採用担当

女性は一般的にコミュニケーションスキルが高いと言われているので、

新卒の研修を担当したり、採用活動の企画や面接官をするケースが多いです。

 

女性の採用を増やしたい企業が増えているので、

広報としてホームページに出たり、採用イベントで登壇する機会もあります。

 

女性の就活生からすると、

エンジニア経験のある女性に話を聞きたいですよね。

 

【教育・採用系のキャリアプランが向いている人】

 

・人と関わるのが好き

 

・面倒見が良い

 

・家庭を優先したい

マネジメント系に似ていますが、

勤務時間が安定するのが最大のメリットです。

 

プロジェクトを担当しないので、

突発的な障害対応や納期の遅れによる残業が発生しません。

 

たいてい本社勤務になるので、休みなどの融通が利きやすいです。

 

マネジメント志向の女性が育児中だけ教育や採用担当をすることもありますし、

そのままスタッフ部門の管理職になることもあります。

 

もちろん、育児が落ち着いたら現場に復帰することも可能です。

もし現場復帰を目指すなら、

本社勤務の間も技術的な学習を続けましょう!

キャリアプランはいつ決める?

 

キャリアプランは業務の中でだんだんと決まってくるもので、

いつまでに決めるというものではありません。

 

自分の適性を考えながら、

定期的にどんなキャリアプランにしたいか考えてみましょう。

 

だいたい5年ほど経過すると、

マネジメントかスペシャリストかぼんやり定まってくる人が多いです。

 

わたしの会社では毎年上司との面談で、

進みたいキャリアプランやこれから挑戦してみたい仕事を聞かれます。

 

一度決めたら変更できないというわけではないので、

「自分はどんなエンジニアになりたいのか?」と自問自答してみましょう。

【体験談】わたしのキャリアプラン

わたしははじめマネジメント系を志していました。

 

理由は・・・

・プロジェクトマネジメントに興味があった

・チームで働くことにやりがいを感じた

・後輩の指導(OJTや研修)が楽しかった

からです。

 

サブリーダーになったところで産休・育休に入り、

復職後は時短勤務のためメンバーかサブリーダーしかできませんでした。

 

そこから本社勤務になり、広報や営業補佐の仕事をこなす日々。

 

「本当はやりたい仕事ではない…」という気持ちがありましたが、

会社をスタッフ部門から眺めるというのもマネジメントを目指す上で1つの経験。

 

そう思ってからは技術職以外でもモチベーションを保つことができました。

 

育児がひと段落したらマネジメントに戻れるように、

勉強は続けるつもりです。

 

まとめ:キャリアプランは長期的に考える

・出世や昇進は男女平等だが、育休や時短勤務の影響はある

 

・インフラエンジニアのキャリアプランはマネジメントorスペシャリスト

 

・マネジメントはリーダー/マネージャーなど部下を持って経営に関わる

 

・スペシャリストは特定の分野の専門家になる

 

・女性インフラエンジニアは教育や採用に進む人も多い

 

・キャリアプランは定期的に見直して長期的に考えるもの

キャリアプランの大まかな方向性はマネジメントとスペシャリストですが、

人それぞれにユニークなキャリアプランがあります。

 

どれが正解というわけではないので、

いろいろな選択肢と自分の適性から考えてみてくださいね。

 

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