インフラエンジニアの専門用語・ビジネス用語!【未経験者必見!女性でもわかる】

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インフラエンジニアの用語が心配な人

インフラエンジニアは技術職なので、

打ち合わせや日頃の会話の中に技術的な用語はよく登場します。

 

ただ、技術用語以外にも独特な言い方、使い方、

「なんでそんな表現に?」という用語がたくさん。

 

今回は、ITの現場で使われる特殊な用語やビジネス用語を紹介します。

 

わたしはIT企業で10年以上インフラエンジニアをしています。

 

経験した現場は金融系のインフラ保守が多いので、

用語の選出に偏りがあるかもしれません。

 

これからインフラエンジニアとして働く人は、

理解しておくと話が分かるかも!

 

言葉の意味とともに、現場の雰囲気も感じ取っていただけたら幸いです。

システム作業中に使う用語

穴を空ける

ネットワークエンジニアが使うことが多い。

穴とはポートのことで、特定のポートを使った通信を許可すること。

舐める

データを1行1行全部読むこと。

舐めるのはログや特定のファイルなど、ある程度の分量があるものが多い。

 

コケる

ジョブなどが失敗すること。「ジョブがコケたって連絡あったよ」のように使う。

≒ABEND

Abnormal Endは異常終了のこと。「ジョブがアベンドした」と使う。

 

コケたりアベンドしたら、原因を調べます。

キックする

システム的にジョブを実行すること。

 

親ジョブが子ジョブをキックする、

スケジュールされたジョブがキックされるなど。

 

人がジョブを実行するときは、

ジョブを実行する、ジョブを流すなどと言う。

吐く

吐くものはログやダンプ(メモリ内容などのコピー)など。

たいてい問題が起きたときに何か吐きます。

 

吐いたやつを見て原因を調査したりメーカーに調査依頼。

プロセスを殺す

プロセスを強制停止すること。

停止するときのコマンドがkillだから物騒な表現になっています。

ほげ

たとえで使う、”ほげ”自体に意味がないことを示す名詞。

技術書を読んでいるとよく出てくる。

 

プログラム名がhogeになっていても

「hogeって何?」と深入りしないように。

 

日本語だとhoge/fuga/piyo、英語だとfoo/bar/baz。

Javaの試験を受けたときはfoo、barのオンパレードでした。

デグレ、先祖返り

degradeの略で世代が戻ってしまうこと。

1つのものを複数から更新していると発生する。

 

システム上のファイルがデグレることもあれば、

ドキュメント管理で文書のバージョンがデグレることもある。

 

新人のとき、

「先祖返りが起きてるぞ」と言われてお盆を想像してしまいました…

フォールバック

ある時点に戻すこと。

 

変更作業でトラブルがあったときに変更前の状態に戻れるよう、

フォールバックの計画や手順を定めておく。

 

具体的にはバックアップを取っておいて、

バックアップを上書きするためのジョブ(スクリプト)を用意しておきます。

EOS

End of Serviceでメーカーのサポートが切れること。

(End of SupportやEnd of Salesということもあります)

 

EOSがメーカーから発表されたら、

EOSの期間が終わる前に新しい機器に入れ替えなければならない。

 

WindowsXPがEOSしたときは入れ替えが大変でした…

 

機器を入れ替えることをリプレース(replace)といいます。

運用保守は数年ごとにリプレース案件があります。

 

バージョンが上がったり製品が変わったりするので、

互換性調査が必要です。

キャパシティ

CPUや記憶容量などの最大能力、許容量。

 

キャパプラ(キャパシティプランニング)をしておかないと、

突発的にアクセスが急増したときにレスポンスが急激に悪化したり、

処理ができなくなったりする。

 

レスポンスはシステムからの返答のこと。

 

処理がキャパシティを超えないように、

CPUやメモリの使用量、ストレージの使用量はいつも監視

閾値

”しきいち”と読みます。境界線の値のこと。

 

キャパシティを監視するときに、

あらかじめ決めた閾値を超えたらアラートを出すように設定しておきます。

 

例えば、メモリ使用量が80%を超えたらアラートメッセージを表示する、など。

 

アラートメッセージはオペレーターが発見して、

エンジニアに連絡することが多いです。

 

閾値を設定することで、

システムに悪影響を与える前に気づいて対処できます。

プロジェクトやタスク管理の用語

アサイン

割り当てること。

人をプロジェクトやチームに配属するときに使うことが多い。

エスカレーション

上位者に報告すること。

 

障害のときに自分で判断できない場合や影響範囲が大きい場合は

上司にエスカレーションする。

 

入館カードやPCなど、

大事なものを紛失したときもすぐにエスカレーション。

 

でも、絶対なくさないように気をつけよう!

エビデンス

証跡のこと。

インフラエンジニアの現場では何でも証跡が求められる。

 

申請書、作業ログ、作業結果のスクリーンショットなど。

 

システム監査で求められるので、

証跡保管は基本動作にしておきたいですね!

オンスケ⇔リスケ

オンスケは予定通り、リスケは再調整(ほぼ延期が多い)。

止まっていることはペンディング、まだ決まってないことはTBD(to be determined)

 

スケジュールに関するカタカナ語が多いので、

進捗会議でびっくりしないように!

コンティンジェンシープラン

事業継続計画のこと。

頭にbusinessをつけてBCPとも言われる。

 

災害を想定して、被災してもどうやってサービスを継続するか、

何時間以内にどうやってどこまで復旧するかなどを計画したもの。

 

監査では、

この計画に合わせて定期的に訓練をしていることが求められます。

サマリー

要約のこと。

報告書はまず冒頭にサマリー、次に詳細データという順が好まれる。

 

「これサマっといて」と言われたら、

結論をまとめて最初に付けておけばOK!

スコープ

範囲のこと。業務内容について使われることが多い。

 

「これは作業スコープに入ってたっけ? 」と、

結局どっちがやる仕事なの(わたしはやりたくない)みたいな雰囲気になりがち。

 

最初にスコープをしっかり決めておくのが大切!

 

大規模なプロジェクトでは、

スコープ記述書でプロジェクトの範囲を明確にする場合もあります。

デフォルト

初期値のこと。明示的に設定しなかった場合の設定値。

例)マニュアル

設定項目:同時接続数

0~50の値(デフォルトは10)

設定項目で使う他、普段の会話でも頻繁に出てくる。

 

「飲み会に〇〇さんはデフォルトだよね~」

→〇〇さんは絶対来るよね~の意味。

バッファ

一時的な保存領域を指すが、スケジュールの文脈なら余裕や余力のこと。

 

「このスケジュールはどのくらいバッファ積んでる?」

→「2日です。」

みたいに使います。

ボールを持つ

誰が今担当なのかを指す。

 

ボールってなんだ?と深く考えないでくださいね。

「Aさんがボールを持っている認識です。」みたいに使います。

 

インフラエンジニアはいろいろなチームの人と働くので、

お互いに相手がボールを持っていると認識していると仕事が停滞することに。

 

誰がボールを持っているか分からなくなったらすぐ確認しましょう。

 

「あっちにとりあえずボール投げちゃえ!」みたいな、

仕事を振りまくるのが得意な人もいます。

マイルストーン

途中の節目のこと。

長期的な計画を立てるときに、途中の進捗を確認するための中間地点。

 

「マイルストーンを設定しておけ」と言われたら、

中間のキリが良い作業のところに設定しておきます。

 

例えば、設計して実装する案件なら

設計書のレビュー完了でマイルストーンを設定するでしょう。

キックオフ

プロジェクトや案件の始まり。

キックオフミーティングが開催されることが多い。

 

キックオフミーティングでは、

チームの目標や計画などのコンセンサス(合意)を得ます。

 

キックオフミーティングの出来はチームの士気や生産性に関わるので、

優秀なリーダーは準備万端で臨みます!

リマインド

remindは思い出させること。

 

「リマインドしておけ」と言われたら、

「あの件の進捗はいかがでしょうか。」とメールや直接お伺いを立てる。

 

リマインドの目的はお伺いを立てるだけでなく、

期日までに何かしらのアクションを取ってもらうことです。

 

1回メールしただけで「リマインドしましたけど…」と言ったらNG。

アクションを取ってもらうまでリマインドし続けます。

リプライ、レスポンス

返答のこと。

 

メールの返信が遅いと、

リプライ返さない人、レスポンスの悪い人と不名誉な称号を獲得することに…

 

システムの応答時間を指すときはレスポンスを使います。

 

システムが返答を求めてきたら、

それに返答することは”リプライを返す”と表現します。

トラッキング

追跡すること。

 

ログから処理の流れを追いかけるときや、

作業が遅い人・忙しすぎて依頼を忘れちゃう人を見張っておくときも使う。

 

適切にリマインドもしましょう。

火噴いてる

プロジェクトを対象に使われる言葉。

トラブルが遭って工数がかさんでいる、納期に間に合うか怪しい、赤字になりそうなど。

 

火を噴いているプロジェクトを助けに行く人は、火消しと呼ばれる。

 

火消しができるようになったら頼りになるエンジニア!

あんまりやりたくはないけど…

 

デスマーチ

死の行進、終わらない残業、帰れない日々のこと。

 

50代くらいのエンジニアは

デスマーチ自慢・デスマーチ武勇伝を1つは持っています。

 

最近は無理な残業、過酷な連続勤務はほとんど聞かないので、

デスマーチは過去の物に感じていますが・・・

 

ブラック企業では発生していそうです。

 

ブラックな企業を選ばないために、こちらの記事も参考にしてくださいね!

女性インフラエンジニアの会社選び!ホワイト企業を選ぶポイントを徹底解説女性インフラエンジニアの会社選び!ホワイト企業を選ぶポイントを徹底解説

まとめ:エンジニア特有の用語を知ってスタートダッシュ!

最初は打ち合わせに参加したり、先輩の作業を横で勉強することが多いです。

 

用語がわからなくて何言っているかわからない状態だと、

せっかく教えてもらっているのにもったいないですよね。

 

ここで挙げたものが全てではありませんが、

最初に知っておけば話は通じるエンジニアが来たと思ってもらえるはず!です。

 

わからない言葉が出てきたら、毎回調べて自分のものにしましょう。

 

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