インフラエンジニアの英語力は?勉強は必要?【TOIEC900点の女性SEが解説】

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インフラエンジニアが英語を使うのは、

システムの出力メッセージを読むとき英語の技術文書を読むときが多いです。

 

最近は機械翻訳の精度も良いので、

単語を調べながら読むよりはまるっと翻訳してしまいます。

 

最低限、メッセージやコマンドでよく使われる英語だけ分かればOK。

ビジネス英語で使われる単語とは違います。

 

外資系企業や社内評価を上げて昇進を目指す場合は、

英語系資格でアピールするのも良いでしょう。

 

この記事では、

インフラエンジニアに必要な英語のレベル

インフラエンジニアの英語勉強法

現場でよく見る英語のまとめ

を紹介します。

 

わたしはIT企業で10年以上インフラエンジニアをしています。

 

意外と英語が苦手なエンジニアも多いですが、

現場の仕事は最低限の英単語で乗り切れます。

 

英語の資格は評価に繋がるので、

技術系資格の次に勉強するのはおすすめです。

インフラエンジニアに必要な英語のレベルは?

インフラエンジニアが現場で求められる英語のレベルは高くありません。

 

IT関連でよく使われるような単語の意味がパッとわかれば、

現場の作業はこなせます。

 

外資系の会社に所属していると、

英文メールを作成したり英語で行われるセミナーに参加しなければならない等、

英語を使う場面が増えます。

インフラエンジニアが英語を使う場面

 

インフラエンジニアが英語を使うのは、

出力メッセージを確認するときや

日本語に翻訳されていない技術文書を読むときです。

 

出力メッセージというのは、

作業したときや障害があったときにシステムが表示するメッセージのこと。

 

出力メッセージは英語表記が多いので、

その場で意味がわかるほうが仕事が早いです。

 

メッセージに関するマニュアルもありますが、

1つ1つマニュアルで調べていたら遅くなります。

 

障害があったとき、エラーの内容を知りたいときにはスピード感も大切。

 

出力メッセージの英語はシンプルな構文の短文なので、

パッと大意はつかめるようにしておきましょう。

 

技術文書とは、製品マニュアルや事例紹介、管理者用のガイドなどです。

こちらも障害対応や設計時の調査などで読む必要があります。

 

サーバーやストレージ、ネットワーク製品系の技術文書では、

同じような単語が繰り返し登場します。

 

はじめは大変かもしれませんが、

専門用語に慣れてくれば似た製品の文書は読めるようになります。

 

逆に、英語に自信があっても技術的な知識がないと、

チンプンカンプンになるでしょう。

便利な無料翻訳サービス

マニュアルなど一定量の英文を読む場合は翻訳にかけています。

 

おすすめの翻訳サービスはDeepL

原文テキストを丸ごとコピーして貼り付けると、右側に訳が表示されます。

 

翻訳っぽさが感じられないくらいナチュラルな文になるので、

「やっぱり原文見なくちゃ…」という手間が起こりにくいです。

 

無料で使えるので、一度試してみてくださいね。

インフラエンジニアの英語勉強法

 

インフラエンジニアが現場で読む英語はビジネス英語と違うので、

業務で必要な英語は業務で勉強するのが一番です。

 

・分からない単語が出てきたら調べてメモ

 

・スキマ時間に英語の技術文書を読む

 

自己啓発や昇進のための英語なら、TOIECを勉強する人が多いです。

外資系企業の昇進要件はTOIEC700点くらいだとか。

 

一般企業なら、700点あれば管理職として合格レベル、

900点以上あれば社内で英語が得意な人とみなされます。

 

わたしは育休中に英語を勉強して、TOEICで900点以上取りました。

 

会ったことない社員の方にも、

「英語が得意なんだよね」と話しかけらるようになりました。

 

会社によっては技術翻訳をする部署もあります。

日本語に翻訳されていないマニュアルや取扱説明書を翻訳する仕事です。

(ローカライズと言います)

 

在宅勤務の女性が働きやすいので、

英語が得意なら技術翻訳の部署がある会社も良いでしょう。

(必ずしもその部署に配属されるかはわかりません)

 

現場でよく見る英語まとめ

インフラエンジニアの現場で出てくる英語が不安という人のために、

とりあえずこれを知っておけばなんとかなる!という英単語を集めました。

 

・notice/notify

noticeは通知、notifyは通知するという動詞です。

汎用機では”notifyを飛ばす”と表現します。

 

notifyを飛ばすと自分にジョブの実行結果が通知されます。

 

・alert/warning

alertとwarningは警告、warningのほうが深刻です。

システムが何か異常を知らせるときに警告(アラート)を出します。

 

どのレベルの異常がalertでどのからがwarningかは製品によって違います。

 

メッセージによっては、

alertなのに深刻なメッセージだったり、

warningは大げさに思えるメッセージもあります。

 

もっと軽微なメッセージはinformationです。

 

・critical

criticalは深刻・重大という意味。

 

「クリティカルなエラーが出た」と聞いたらみんなピリつきます。

その製品が正常に機能しないような深刻なエラーです。

 

・dump

dumpは投げ捨てる、放り出すという意味があります。

 

インフラエンジニアの現場では、

不具合が発生したときにメモリの内容を書き出すことです。

 

”ダンプを吐く”と使われることが多いです。

 

ダンプはメモリの内容なので人間には読めません。

障害の原因を突き止めるために、メーカーに送って解析してもらいます。

 

・syntax

syntax(シンタックス)は文法のこと。

 

英語の技術書でsyntaxとあったら、

どんなオプションが取れるかなどのコマンドの形式などが書いてあります。

 

コマンドやジョブの書き方が間違っていると、

syntax errorになります。

 

・duplicate

duplicateは複製、写しのこと。

何かが重複しているときのエラーで出力されます。

 

重複するのはファイル名などのネーミングが多いです。

 

新人の頃、ジョブをリラン(再実行)するときに

よくduplicateのエラーをしてました。

 

・alias

alias(エイリアス)は別名のこと。

 

個々には違うネーミングをもっているものを別名でまとめて管理したり、

ショートカット的に使うことが多いです。

 

意味はなんてことないのですが、パッと見て読み方に困る人多数…

 

・deny

denyは否定するという意味。

アクセスや変更がdenyされた旨のメッセージで見ることが多いです。

 

その場合はauthorization(権限)のエラーなので、

作業するのに十分な権限がIDに付いているかを確認します。

 

・add/delete/modify

addは追加、deleteは削除、modifyは変更という意味。

ID管理などでよく使います。

 

変更はmodifyじゃなくてalterのときもあります。

 

modifyしないでdelete→add(つまり再作成)で

対応することも多いです。

 

・initialize

initializeは初期化のこと。

初期化したら設定はデフォルトに、記憶されていた内容はすべて消えます。

 

記憶装置の担当をしていたときは、

ディスクのイニシャライズをよくしていました。

 

指定するディスクを間違えると大惨事なので、

対象が正しいかは何度もチェック!

 

・mount/unmount

mountは搭載する、乗せるという意味。

 

ディスクやテープなどの周辺装置をシステムに認識させて

使える状態にすることを指します。

 

システムから切り離すのはunmountです。

 

mountするとはmountコマンドを打つのがほとんどですが、

テープを実際にデッキに入れることをマウントするとも表現します。

 

物理的なテープのマウントはオペレーターがやることが多いです。

 

・validation

validationは検証やチェックのこと。

 

セキュリティ管理業務で定期的に行う検証や、

設計通りに実装されているかのチェックを指します。

 

まとめ:英語はできなくてもインフラエンジニアはできる

・インフラエンジニアの英語力は高くなくても大丈夫

 

出力メッセージの確認技術文書を読むときに英語を使う

 

・業務で使う英語は業務の中で学ぶのが1番効果的

 

・社内評価や昇進にはTOEIC700点以上を目指す

 

・はじめは最低限の英語だけ知っていればOK

インフラエンジニアとしては高い英語力は必要ありません。

 

業務の中で出てきた英語を1つずつ覚えていけば、

学生時代のような英語の勉強はしなくても大丈夫。

 

自分の付加価値を高めるという意味での英語学習はおすすめです。

 

技術翻訳や外資系企業のプロジェクトなど、

自分の可能性が広がります。

 

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