インフラエンジニアの給料やボーナスはいくら?退職金や福利厚生も女性SEがリアルに紹介

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仕事にはやりがいや楽しさも大切だけど、

やっぱり給料やボーナスが気になりますよね。

 

インフラエンジニアは専門職なので、一般的な事務職よりは給与水準が高いです。

女性が将来に渡って生計を立てていくには適した職業だと思います。

 

ただ、企業によって異なる部分があるので、

求人は隅々までチェックしましょう。

 

この記事では、

インフラエンジニアの給料/ボーナス/退職金/福利厚生をご紹介します。

 

わたしはIT企業で10年以上インフラエンジニアをしています。

都内にある社員数500名程度の中小企業です。

 

給料やボーナス、退職金まで包み隠さずお話しします!

インフラエンジニアの給料は?

インフラエンジニアの給料は会社の規模によるので一概には言えません。

 

厚生労働省の賃金構造基本統計調査(2019年)によると、

情報通信業の平均年収は30~34歳で450万円でした。

 

男性のほうが平均5時間くらい残業が多く、年収も若干高めです。

 

私は都内の中小SIer で社員数500名程度、

12年目の非管理職で年収450万円(額面)くらい。

 

今は時短勤務なので額面の8割で、残業/夜勤/休日出勤はゼロです。

 

専門職だけあって、一般的な事務よりは給与水準が高いです。

 

求人をチェックする時は、

記載されている年収に残業代や深夜/休日出勤の手当が含まれているか

をよく確認しましょう。

 

見込み残業を入れていて実際より多く見せかけている求人もあります。

新卒からどのくらい給料が上がった?

新卒からどのように給料が推移したかを紹介します。

※通勤手当、残業代は除いています。

※1000円未満は四捨五入しています。

新卒1年目は年収280万円ほど。

大体1年で年収が10万円弱ずつ上がりました。

 

実際には月1万円程度の残業代と実費の交通費がプラスで支給されています。

(時短を始めてからは残業代はほとんど0、コロナで在宅勤務になってからは交通費も0円です。)

 

わたしの会社では等級制度を採用していて、

等級が上がると年収が30万円くらい上がります。

 

等級制度とは?

等級ごとに社員の能力や役割を決めてランク付けする人事制度の一つです。

等級が上がる=昇格するということ。

 

役職はまた別で、同じ等級でも非管理職の人もいれば課長の人もいます。

 

育休を取った間は昇給せず、

復職後は育休前の給与を基準に時短分を差し引かれた金額でした。

 

給料に男女差はある?

給料に関して男女差はありません。

時短勤務中は残業ができない分、手取りの少なさや昇格のしにくさは感じます。

 

時短勤務をしている間は現実問題として役職に就くのは難しいです。

時間外の対応ができないと、責任者候補からは外されてしまいます。

 

ボーナスは出る?

 

ボーナスは年2回あり、夏・冬ともに額面で40~50万円ほど

1回の金額は給料1.5か月~1.7か月分が多いです。

 

新卒で入社した夏のボーナスは、3万円だけ寸志が出ました。

 

求人で年俸制となっていると、ボーナスは年俸に含まれていることが多いです。

例)年俸500万円

 

500万円÷14≒36万円なので、夏と冬に36万円がボーナスとして支給される。

 

厚生労働省の賃金構造基本統計調査(2019年)にはボーナスの統計もありました。

30~34歳は年に約100万円。

 

ただ、会社の業績に左右されるので、20万円くらいは年ごとに上下があります。

 

直近の人事評価によっても金額は増減しますが、

正直、会社の業績のほうが影響は大きいです。

インフラエンジニアで年収1000万円は目指せる?

大企業、外資系企業なら年収1000万円は可能です。

中小企業で目指すのは厳しいかもしれません。

 

選択肢は2つあります。

・経験を積んで大企業にキャリアアップ

・フリーランスのインフラエンジニアになる

 

どちらも実務経験とマネジメント経験が必要です。

 

フリーランスになるには、

さらに技術力以外のスキル(営業力や人脈など)も求められます。

詳しく知りたい方はこちら!

インフラエンジニアで年収1000万円は大企業かフリーランスの2択【女性SEが解説】

インフラエンジニアに退職金は出る?

わたしの会社は前払い退職金制度を採用しています。

つまり、先ほど紹介した給与に月1~2万円程度の前払い退職金が含まれているのです。

(勤続年数によって金額は上がっていきます)

 

IT企業でもユーザー系SIerやメーカー系SIerなど、

大企業で比較的長く勤める場合には一般企業と同じように退職金があります。

 

しかし、中小企業のように転職が活発で人の出入りが激しい場合は、

前払い退職金制度が採用されていることが多いです。

 

【前払い退職金制度:企業側のメリット】

 

・離職者が多い月に現金が一気に流出するのを防ぐ

・求人広告で手取り金額を多く見せることができる  など

 

従業員側からすれば、現役世代にお金を受け取れるメリットがありますが、

まとまった退職金が受け取れないので自分で老後の備えは必要です。

 

そもそも退職金制度がない会社もあります。

求人情報はよく確認しましょう。

 

インフラエンジニアの福利厚生

福利厚生は、

社会保険加入や保養所の契約など、一般的な企業と変わらない水準です。

 

スキルアップへの支援が他業種より手厚いのが特徴。

 

IT系や英語の資格を取得した場合は規定のお祝い金が出たり、

書籍代を一定額補助してくれる制度があります。

 

年に1回は希望する研修に行けるので、

会社の制度を利用してスキルアップできる環境です。

 

昨年は20万円のリーダーシップ研修に参加しました。

技術研修だけでなく、ビジネススキルの研修も行けます。

年収をアップさせるには転職が特効薬

 

一番簡単に年収をアップさせるのは転職することです。

 

特に新卒や未経験で入社していると給料が安く抑えられている場合が多いので、

実務経験に自信がついたら少し規模の大きい会社・給与水準が高い会社に転職します。

 

転職は給与だけで決めるものではありませんが、

手っ取り早く給与を上げる方法なのは事実です。

 

IT業界では転職して年収を上げるのは常識、といかないまでも、

一般的になっています。

 

高く評価される経験や能力がない場合は給与を基準に転職してはいけません。

未経験でも手厚く教育してくれる会社を選びましょう。

 

転職せずに年収をアップする方法

転職せずに今の会社で年収をアップさせるには、

社内の評価を上げるしかありません。

 

評価を上げる具体的な方法を3つ紹介します。

資格を取る

業務に関連する資格を取って、向上心の高さをアピールしましょう。

 

できれば初学者向けのエントリー資格ではなく、

中級者以上、なるべく該当資格の最上位を目指します。

 

国家資格の高度試験を1つでも持っていると評価が高いです。

転職でも評価されます。

 

資格取得は一番気軽にできるアピールです。

ITスキルの範囲を広げる

現在担当している範囲に近い領域も勉強して、

深い知識がある専門分野+浅く広くなんでもできる技術者を目指します。

 

インフラエンジニアは関わる人が多いので、

「自分の専門分野しか話が通じません」だと仕事が滞ります。

 

自分の強みである専門分野は勉強を続けながら、

さらに守備範囲を広げていきましょう。

 

【スキルの組み合わせ例】

 

・オープン系が専門だけどネットワークも分かる

 

・データベースエンジニアだけどOSやハードウェアの知識もある

 

・セキュリティのスペシャリストだけど業務系アプリケーションにも強い など

自分の単価を上げる

SES契約で客先に常駐するタイプのインフラエンジニアは、

自分の単価を上げることで会社の利益に貢献できます。

 

自分の単価とは、自分の労働の対価としてお客様からいただく金額です。

 

未経験や新入社員だと最初は単価がゼロ円(無償)です。

そこから仕事振りが認められて、月40~50万円くらいからスタートします。

 

だいたい10年くらいで月90万円、

マネジメントもできる技術者だと100万円近いです。

 

スペシャリストで月150万円の人も出会ったことがあります。

 

お客様から高い単価をいただける技術者は会社の中でもエース。

 

転職が多い業界なので、

手放したくない人材にはスピーディーに見合った評価をする文化があります。

 

評価する人としない人に対するメリハリは強めです。

優秀な人材のモチベーションを落とさないためだと思います。

労働時間を増やして年収を増やすのはおすすめしない

 

社内の評価を上げるのは年収を上げる王道ですが、

もっと直接的に短期間で年収を上げるには労働時間を増やすことです。

 

具体的には、残業や休日出勤を引き受けると確実に給与は増えます。

しかし、これはおすすめできない方法です。

 

生活費のために本来必要ない残業するのは、生活残業といわれますが、

生活残業にはデメリットしかありません。

 

【生活残業のデメリット】

 

・周囲のモチベーションが下がる

 

・会社/お客様から生産性が低い技術者として評価が下がる

 

インフラエンジニアの仕事はチームワークが大切。

 

チームメンバーとの関係性が悪くなれば、

仕事上のトラブルやミスも起きやすくなります。

 

短期的な収入を求めて会社やお客様からの評価を落としては

本末転倒です。

 

生産性を意識して早く帰宅し、

空いた時間でスキルアップするのが年収アップへの近道です。

 

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