男性が育休を取るメリット/デメリット!公務員パパが3か月育休を取った話

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下の子が生まれたとき、主人は3か月育児休暇を取りました。

 

まだまだ男性の育児休暇は一般的でないので、

育児休暇を取ることに迷いがある男性が多いかもしれません。

 

でも、主人が育休を取ったことはわが家にとってメリットがたくさんありました。

 

この記事では、

 

男性が育休を取るメリット/デメリット、

男性が育休を取ると家計はどうなる?

わが家の育休体験談

 

を紹介します。

 

デメリットもありますが、

育児休暇取得を考えている男性はぜひ取得してほしいと思います。

男性が育休を取るメリット

 

男性が育休を取るメリットは主に3つあります。

メリット1:ママの負担が減る

2人で赤ちゃんの世話ができるのは、ママにとって何よりも心強いです。

 

1人目の赤ちゃんなら初めてのことばかりで不安の連続、

2人目以降なら上の子の面倒も見なければならず手が回りません。

 

育児を完璧にこなせなくても、

困ったときに相談できる相手がいるだけで心が救われます。

 

メリット2:男性の家事スキルが上がる

今まで家事が苦手だった男性も、必要に迫られて家事スキルが上がります。

 

掃除、洗濯、料理、洗い物など、ひと通りこなせるようになれば、

ママが社会復帰した後もとても楽になるはずです。

 

わたしの主人は以前から家事ができましたが、

育休中にさらにレベルアップしたように感じます。

 

どうしたらもっと効率よくなるか?を考えて、

調理器具を買ったりしていました

 

メリット3:子どもと過ごす時間が増える

育休を取ることで、パパも子どもと過ごす時間が増えます。

 

仕事をしていたら、赤ちゃんと過ごすのは夜と休日だけ、

日中の様子はママから聞くだけです。

 

なんか喋った、首がすわった、立った、歩いた等、

赤ちゃんの成長の瞬間にリアルタイムで立ち会えます。

 

兄弟がいる場合は、

下の子の出現で赤ちゃん返りしている上の子のケアもできます。

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男性が育休を取るデメリット

 

男性が育休を取ることで家庭にはメリットばかりですが、

会社や男性本人のキャリアにはデメリットもあります。

デメリット1:会社での調整が必要

育休を取得することは法律上認められている権利ではありますが、

育休を取得することで業務が滞るようでは、会社の人に迷惑をかけてしまいます。

 

育休の期間や開始時期、引継ぎ計画はきちんと調整しておきましょう。

 

デメリット2:昇進・昇給が遅れる可能性がある

育休を取得したことで昇進・昇給が遅れる可能性もあります。

 

育休を取得したことを理由に不利益な扱いをすることは法律上禁じられています。

 

しかし、育休中は勤務日数にカウントされないので、

勤務日数が評価基準になっている場合は給与が下がる可能性があります。

 

主人は公務員なので、勤続期間を元に昇給や退職金が算出されます。

 

直接的に不利益な扱いを受けたわけではありませんが、

間接的に将来の収入には影響がありました。

 

デメリット3:パタハラを受けるリスク

パタハラとは、パタニティー・ハラスメントの略です。

パタニティーとは父性のことで、パタハラは『男性が父性を発揮する機会に対する侵害』を指します。

【パタハラの例】

 

・男性が育児休暇の申請をしても受理しない

 

・「育児休暇を取ったら出世はできない」と言われた

 

・復職後に重要なプロジェクトから外される    など

まだ職場や上司の理解が追い付いていない会社が多いようです。

そのような会社では、育休を申請するとパタハラを受けるリスクがあります。

パタハラを受けないためには?

個人の努力で完全に防げるものではありませんが、

なるべく受けるリスクを減らす方法が2つあります。

 

早めにイクメン宣言をする

「子どもが生まれたら育休を取る!」と宣言して、

イクメンのイメージをつけておきます。

 

はじめから育休を取る人だと思わせておけば、

申し出るときのハードルが下がります。

 

先に育休を取った人を味方につける

もし育休を取った先駆者がいれば、

ぜひコミュニケーションを取りましょう。

 

どんな言動に気を付けたら良いか、

スムーズな引継ぎなどのアドバイスをもらいます。

 

もし先に取得した人がいない場合は、

男性の育児参加に肯定的な人に相談してみましょう。

(理解がある上司、将来育休を取りたいと思っている後輩など)

 

万が一パタハラを受けたときに、

会社内で助けてくれる人は多いほうが良いです。

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男性が育休を取ると家計はどうなる?

 

男性が育休を取ると、その間のお給料はもらえません。

 

女性もほとんど育休中だと思うので、

家計にはどのような影響があるか気になりますよね。

 

結論からいうと、少し収入はダウンするものの、大きな影響はありませんでした。

 

育休中は育児休業給付金がもらえる

まず、育休中は育児休業給付金がもらえます。

およそ、直近12か月の平均月収の66%です。

 

66%にダウンは大きいと思いきや、育児休業給付金は非課税。

育児休業給付金をもらうと、翌年の所得税・住民税の金額が下がるはずです。

 

育休中の社会保険料は免除

会社員・公務員なら毎月社会保険料が給与天引きされていますが、

育休中は免除になります。

 

免除とは、払ったものとして扱うということです。

 

将来の年金額に影響はなし、健康保険も引き続き使用できます。

社会保険料分がまるまるお得です。

 

 

見た目の金額としては下がりますが、

天引きされていた税金・社会保険料が減ります。

 

翌年までトータルで見ると若干のマイナスです。

 

これまでお昼は外食・夜は飲み会が多かった会社員なら、

もっと出費が抑えられて家計への影響はゼロになるかもしれません。

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パパ・ママ育休中の過ごし方

 

実際にパパ・ママ2人で育休を取ったときの過ごし方を紹介します。

(1歳10か月離れた上の子がいます)

・上の子は祖父母宅へ遊びに行く(迎えに来てもらう)

 

・家事はパパにお任せ(食事は義母から差し入れ)

 

・2人で赤ちゃんの世話と家事、みんなで昼寝

 

・夕方、上の子が帰宅

 

・ママが上の子の寝かしつけ、夜はパパがミルク担当

振り返ってみると、すごく楽させてもらってました

 

帝王切開後でなかなか動けなかったので、

1人で赤ちゃんの世話は無理でした。

 

里帰りも考えたのですが、上の子と離れるのが不安…

 

主人の育休取得は、わたしの希望を叶える唯一の選択肢でした。

 

主人が育休を取っても、祖父母にはお世話になりっぱなしで、

育児は周りの協力があって心安らかにできるのだなと実感しています。

 

育休中の一番の思い出

上の子とわたしと主人の3人で、

アンパンマンミュージアムへ行ったのが育休中の一番の思い出です。

 

下の子が生まれてから祖父母宅に預けがちだった上の子が気がかりでした。

 

なんだか泣き虫になった気がするし、

親子のコミュニケーションが足りてないかもしれない…

 

上の子との時間を親子3人で取れたことがすごくよかったなと思っています。

できれば育休は1年取ってほしかったな…

育休取得の苦労

主人は育休を取得するとき、

同僚に菓子折りを買って挨拶に行っていました。

 

1人1箱買って、それだけで3万円くらいかかりました。

それくらい気を遣ったということなんだと思います。

 

わたしはお菓子1個ずつ配っただけなのに…

 

男性が育休を取得するのはまだまだ気を遣うのが現状のようです。

まとめ:パパが育休を取ると心のゆとりが生まれる

・男性が育休を取るとママの負担が軽くなり、男性の育児参加が増える

 

・男性が育休を取ることで昇進・昇給が遅れたり、パタハラを受けるリスクがある

 

・男性がスムーズに育休を取るには、会社で味方を見つける

 

・男性が育休を取っても家計は大して影響がない

 

・男性が育休を取るのはまだ気を遣うのが現状

 

長期間の育休を取ったのは、その市役所で主人が初めてだったそうです。

 

市役所の公務員でも普及していないのですから、

一般企業はもっと取得しにくいのでしょう。

 

最近、わたしの勤める会社でも初めて男性社員が育休を取得しました。

ゆっくりではありますが、確実に育休を取る男性は増えていると感じます。

 

もし育休取得を検討している男性がいたら、

ぜひ前向きに考えてほしいと心から願います。

 

まわりに育休を取る男性がいたら、全力で応援します!