AWSクラウドプラクティショナーに未経験者が合格するための勉強方法

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AWSクラウドプラクティショナーはAWSのエントリー資格です。

 

技術職やAWS経験者には難易度が低めですが、

未経験者にはクラウドの概念から理解する必要があります。

 

この記事では、

 

AWS未経験者がAWSクラウドプラクティショナーに合格する勉強方法

試験を受けた感想

 

を紹介します。

 

わたしはAWS未経験・ブランクあり技術職、

1か月弱の勉強で合格しました。

 

ギリギリでした…

AWSクラウドプラクティショナーの試験概要

問題数: 65問

 

試験時間:90分

 

合格基準:1000点満点中700点

 

受験料: 12100円(税込み)

 

受験方法:ピアソンテストセンターでの受験 または 自宅受験(監視あり)

合格率は公開されていませんが、

難易度や周りの受験結果から考えて60%以上はあると推測できます。

AWSクラウドプラクティショナーの勉強方法

勉強方法は主に認定テキスト、AWS公式のe-learning、非公式のweb問題集があります。

認定テキスト

 

 

ソリューションアーキテクトの受験も考えているなら、

ソリューションアーキテクトのテキストだけで十分です。

 

AWS公式サンプル問題

AWSが公式で10問のサンプル問題を出しています。

問題の傾向や出題形式を知るために解いておきましょう。

>>サンプル問題(公式サイト)

 

無料問題のあるサイト

無料の自作問題を乗せているサイトがあります。

 

掲載されている問題は似ているので、どれかのサイトで全問やればOK。

全部で100問程度なので、1時間あれば終わります。

>>AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説

 

udemyの問題集

udemyで7回分(455問)の問題集が販売されています。

問題演習が足りなくて不安な人にはおすすめ。

 

AWS公式のものではありませんが、

実際の試験よりやや難易度が高いです。

この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)

AWS公式の模擬試験

AWS公式の有料模擬試験です。

公式なので実際の試験に一番即していて予行練習にぴったり。

・受験料 :2000円

・問題数 :25問

・時間  :30分

問題数が少ない、答え合わせができないところが難点です。

 

どこを間違えて正解が何なのかわからないので、

復習しづらいのが困ります。

 

せめて回答は配布してほしいです。

 

↓こちらの画面から申し込めます。

模擬試験の申込

出典:AWS認定に備える

 

ホワイトペーパー

AWSが公開しているAWSの技術文書です。

 

試験範囲よりはるかに広いので、

分からないところを調べるときに使いましょう。

>>ホワイトペーパーとガイド(公式サイト)

 

試験に合格するだけなら、頭から全部読むのは非効率です。

最低限、Well-Architectedフレームワークは読みましょう!

オンライントレーニング

APNアカウントを持っている場合は無料のオンライントレーニングが受けられます。

(APN:AWSパートナーネットワーク)

 

その中でも、

AWSクラウドプラクティショナーにおすすめのコンテンツは3つです。

 

・AWSクラウドプラクティショナーの基礎知識(第2版)

試験範囲に一番合っているトレーニングです。

デモが豊富で、これからAWSを操作する人にはとても参考になります。

 

全部見ると6時間くらいかかり、音声が英語(日本語字幕あり)なのが難点です。

 

 

・AWSテクニカルプロフェッショナル

こちらはソリューションアーキテクト寄りの内容ですが、

クラウドプラクティショナーにも役立ちます。

 

音声が日本語なのですが、機械翻訳でちょっと聞きづらいです。

 

クラウドプラクティショナーのコースよりも、

主要なサービスのユースケースが詳しく解説されています。

 

すごく勉強になります!

 

・オンラインセミナー

毎月開催されている無料セミナーです。

 

上記2つはweb上でいつでも受講できますが、

こちらはエントリーが必要で、定員が埋まればキャンセル待ちになります。

(わたしのときは150名が定員でした)

 

APNから予約すると、Webセミナーのログイン方法が送られてきます。

自宅から参加可能です。

 

試験準備と位置付けられていて、セミナー中にサンプル問題が20問ほど出てきます。

セミナー内で解説もしてくれます。

サンプル問題は本番より易しいです
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AWSクラウドプラクティショナーの試験範囲

試験範囲と出題比率は以下の通りです。

・クラウドの概念    26%

・セキュリティ     25%

・テクノロジー     33%

・請求と料金      16%

SE経験があれば、クラウドの概念やセキュリティは難しくないかもしれません。

 

”請求と料金”は作業者のSEとしては意識しない部分なので、

試験用の勉強が必要です。

 

未経験者は、AWSのサービスの前に、ITの用語を理解するところから始まります。

 

レイテンシー、プロビジョニング、ステートレス、マネージドサービス、アジリティなど…

↑このような単語が問題文に頻出するので、

意味が分からないとAWSの知識以前の段階でつまづきます。

AWSクラウドプラクティショナーの学習スケジュール

AWSの経験、IT知識の有無によって、適した学習スケジュールは異なります。

技術職の場合

問題演習中心に2週間程度の学習で合格可能です。

AWSを業務で運用しているなら、数時間の学習でも合格できるかもしれません。

 

実務で使わないサービスを中心に学習し、問題演習で仕上げをすれば、

高確率で合格するでしょう。

 

何も対策しないのは危険です…

 

問題文が翻訳調だったりカタカナ用語が多めだったりするので、

問題に慣れるために無料の問題やサンプル問題は解いておきましょう

IT全般が未経験の場合

IT全般が未経験の場合は、

テキスト中心に学習してから問題演習に移りしましょう。

 

いきなり問題を見ても、何を聞かれているかチンプンカンプンです。

 

オンプレミスとクラウドの違いやクラウドの利点を体系的に理解してから、

問題に移ったほうが理解が深まります。

 

ゼロから始めたとしても、3か月もあれば合格ラインには到達できます。

 

「2週間で合格できた!」等の体験記は技術者経験ありの場合です。

 

営業などサーバ構築・運用に関わったことがない人は、

鵜呑みにしないようにしましょう。

 

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AWSクラウドプラクティショナーの受験方法

オンラインで自宅受験するか、ピアソンテストセンターで受験するかを選べます。

オンラインで自宅受験

PC画面を通して監視されます。試験中のやり取りは英語です。

 

オンライン受験したことがないのと、

トラブルがあったときのやり取りが不安だったので、

わたしはテストセンターを選びました。

 

ピアソンテストセンターで受験

ITベンダー試験ではおなじみのピアソンテストセンターです。

技術職の人なら一度は利用したことがあるのではないでしょうか。

 

わたしはLPIC、JAVA、VBAの試験で利用しました。

 

最寄りのテストセンターで予約して受験します。

パソコン教室がテストセンターになっていることが多いです。

 

24時間以上前なら試験日時を変更できる

試験日時の24時間前なら、試験を延期することができます。

 

申し込みをしないと勉強に身が入らない人も多いのではないでしょうか。

 

まず予約してしまって、

どうしても間に合わなければ延期しましょう。

AWSクラウドプラクティショナーの合格体験記

AWSは初めてでサーバー構築経験もなかったので、

未経験にITの基本的な知識がある状態でした。

試験準備

会社がAPNプログラムに参加していたので、

まずは2つのe-learning(上記で紹介したもの)、オンラインセミナーを受講しました。

 

その後、サンプル問題と無料の問題を解き、

ネットでわからない部分を調べます。

 

勉強を始めてからだいたい1か月弱で受験しました。

 

毎日熱心に勉強したわけではありません。

勉強時間は30時間ほどです。(e-learning含む)

 

問題演習が少なかったのが若干不安でしたが、

無料の問題はほぼ全問正解、オンラインセミナーのサンプル問題も簡単に感じました。

試験当日

試験当日は2種類の身分証を忘れずに持っていきます。

 

複数選択する問題は、選択する数が明記されていて

選択数以上選べないようになっています。

(例:2つ選ぶところを3つ選べない)

 

問題文の日本語は翻訳調で、意味がわかりにくいです。

 

Englishというボタンで英語の問題文が見られるので、

わかりにくい場合は原文も確認しましょう。

 

率直に言って、試験は難しかったです。

合格しましたが、確信はありませんでした。

【難易度の目安】

 

易しい

 

・サンプル問題、e-learning内の問題

・オンラインセミナーの例題

・無料サイトの問題

・本試験

・udemy

 

難しい

 

以下に難しく感じたポイントをまとめました。

【難しく感じたポイント】

 

知らないサービス名が出てくる(実在するか不明)

 

”2つ選べ”が多い(1つは選べるが、1つは自信がない)

 

・問題文の意味が分かりにくい

あやふやな理解だと自信を持って選べないので、

主要サービスの特徴と、それ以外のサービスも名前くらいはチェックしておきましょう。

 

試験範囲の比重では”請求と料金”が少ないですが、

その範囲を捨てるのは危険です。

 

どの範囲もしっかり勉強して、

基本問題(知っていれば答えられる問題)を落とさないことが大切だと感じました。

AWSクラウドプラクティショナー試験は対策要!

AWSクラウドプラクティショナーはエントリーレベルの簡単な試験と言われますが、

SE経験のあっても対策は必要な試験でした。

 

AWSでよく使われるIT用語を理解し、

オンライントレーニングをしっかり受ければ大丈夫です。

 

心配な人はテキストや有料の問題を有効活用しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

みなさんの合格を祈っています!