子どもの名づけで意見が合わない!揉める&決まらないときのヒント

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子どもの名づけは親にとって最初の重大ミッション。

何日も悩む…という人も多いのではないでしょうか。

 

夫婦とも気に入る名前が見つかればよいのですが、

意見が合わないケースもよくあります。

 

子どもを迎えるのはとても幸せなことなのに、

名づけで揉めるのはイヤですよね…

 

この記事では、

子どもの名づけで意見が合わないときのヒントをご紹介します。

 

なぜ子どもの名づけで意見が合わないのか

 

お互いに子どもの幸せを願って名前を考えているはずなのに、

なぜ名づけで意見が合わない夫婦が多いのでしょうか。

 

それは、それぞれ子どもの名前で大切にしたいことが違うからです。

 

妻は読みを重視しているのに、夫は画数を重視している

夫は海外でも通用する名前にしたいけど、妻は絶対に入れたい漢字がある など…

 

夫婦といえども名前に対する価値観が違えば意見が対立します。

 

子どもの名づけとなると、いきなり具体的な名前を考え始めがちですが、

お互いの優先順位を知らないと衝突してしまいます。

夫婦で意見が合わないときのヒント

夫婦で意見が合わないときは、次の方法を試してみてください。

1.優先順位を確認する

子どもの名前で絶対に譲れない条件をお互い伝えあいましょう。

 

子どもの名づけの要素は次のようなものが考えられます。

・読み/響き

・漢字

・画数

・読みやすさ

・呼びやすさ

・海外での表記しやすさ など

お互いの最優先事項は尊重し、

その条件に合った名前の候補を考えます。

 

例えば、夫婦の優先順位が下記のようだったとします。

 

【妻】

 

1位:女の子らしい響きの名前

2位:読みやすい名前

3位:漢字の見た目が可愛い

【夫】

 

1位:使いたい漢字がある

2位:画数

3位:呼びやすい名前

 

この場合、夫の決めている一字を使って妻が読みを決めます。

後は夫が読みやすい漢字の中で画数の良いものを探せばお互い納得です。

 

絶対譲れない条件には合っている候補なので、

「よりによってなんでそんな名前?」という強い反発は避けられます。

2.お互いが部分的な決定者になる

お互いが納得した結論を導く方法として有名なものに、

”兄弟がケーキを分ける”という問題があります。

 

【兄弟が不満なくケーキを分けるには?】

 

あるケーキが大好きな兄弟がいました。

冷蔵庫に1つだけケーキがあります。

 

ケーキの上にはチョコレートの飾りが1つ。

兄弟はお互いに少しでも大きいものが食べたい。

 

不満なくケーキを分けるにはどうしたら良い?

 

正解は…

 

『切る人と選ぶ人を分ける』

 

です。

 

どうしても対立が解消しないときは、

それぞれが部分的に決定者になりましょう。

 

・一方が名前の候補を5個(でも10個でも)考える⇒もう一方がその中から選ぶ

 

・一方が読みを決める⇒もう一方が漢字を考える

 

・一方が漢字一文字決める⇒もう一方が残りの文字と順番を決める

 

ポイントは、一方はもう一方の決定を否定しないこと。

ともに親になるのですから、お互いを信じて尊重することが大切です。

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名づけで意見が合わずに対立してしまったら?

 

心理学では、意見が合わずに対立することをコンフリクト(conflict)といいます。

コンフリクトを解消するには、合意できるレベルを探すことです。

 

例えば、夫が考えた名前には到底合意できなくても、

子どもに素敵な名前を授けたいという気持ちには合意できますよね?

 

同じ目標・ゴールを持っていると思えば、

意見が合わなくても非難するような言い方にはなりません。

 

建設的な話し合いをするには目標の共有が大切です

 

名前は出生届の提出までに決める

子どもの名前は出生届に記載して提出します。

出生届の提出期限は子どもが生まれた当日を含む14日以内です。

 

どうしても決まらない場合、出生届は名前が空欄でも受理してもらえます。

出生届を空欄で提出したら、追完届の提出が必要です。

 

ただし、戸籍に名前を追加したことが記録に残ります。

 

子どもが成長して戸籍を確認したときにどのように感じるか考慮して、

できれば出生届の提出期限までに名前を決めましょう。

 

わが家での名づけ方法

 

わが家でも子どもの名づけには長い期間悩みました。

 

まず、夫と優先順位をすり合わせ。

 

【わたしと夫の共通点】

・キラキラネームは嫌、常用漢字で普通に読める名前

・字面で性別がわかる名前

 

 

【わたしの希望】

・使いたい漢字がある

・英語でも変わらず発音できる

 

 

【夫の希望】

・呼びやすい、ニックネームを付けやすい名前

・画数

 

まず、共通点は即採用します。

 

わたしの使いたい漢字を使って、主人が5つ候補を考え、

その中から私が選びました。

 

それぞれが決定者なので、どちらが決めたというわけではありません。

『夫婦で決めた』という気持ちが強いです。

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子どもの名づけで意見が合わないのは悪いこと?

子どもの名づけで意見が合わないのは、

決してマイナスのことばかりではありません。

 

子どもの名前は一生使うので、

悩んで当たり前・揉めて当たり前だと思います。

 

むしろ意見交換することでお互いの子どもに対する思いや願いが明確になり、

親としての自覚が高まります。

 

特に、男性は赤ちゃんが生まれるまで親になることがピンと来ない人も多いです。

 

子どもの名づけをきっかけに、

親になる自覚や覚悟を持ってもらうことにも繋がります。

 

まとめ:子どもの名づけで意見が合わないときは目的の共有

・子どもの名づけで意見が合わないのはそれぞれの価値観が違うから

 

・子どもの名前で大切にしたい優先事項を共有する

 

・お互いが部分的な決定者になる(分担して決定する)

 

・コンフリクト(対立)を解消するには目的を共有する

(目的=子どもに素敵な名前を贈りたい)

 

・子どもの名づけで揉めるのは当たり前。親の自覚を持つきっかけにしよう。

 

子どもの名前を考えるのは大変ですが、親としての最初の仕事です。

夫婦が知恵を出し合って、素敵な名前が見つかると良いですね!