階段幅1000㎜のメリット/デメリット!新築戸建ては階段広めがおすすめ!

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わが家は新築戸建てを建てるときに、階段幅が広い階段にこだわりました。

 

階段幅は1000㎜(壁芯では1137.5mm)で、ゆとりがあって気に入っています。

 

↓実際の階段(上から)

階段(上から)

 

↓実際の階段(下から)

階段(下から)

比較対象としてバスケットボールを置いてみました。

 

この記事では、

階段幅1000㎜にしたメリット/デメリットを紹介します。

 

住んでから分かったこともあります!

実際の図面と壁芯/有効幅の違い

階段の実際の図面はこんな感じです。

階段の間取り

 

有効幅は1000㎜、壁芯は1137.5mmです。

 

階段に関わらず、壁芯と有効幅の違いは要注意。

壁芯は壁の中心からの距離、有効幅は壁から壁の幅です。

 

一般的な階段は壁芯910㎜で有効幅が780㎜

手すりをつけるとさらに狭くなります。

階段幅を1000㎜にしたメリット

階段幅を1000㎜にしたメリットは4つあります。

メリット1:家が広く見える

階段にゆとりがあるので家が広く見えます。

 

特にわが家は2階リビングのオープン階段なので、

階段はリビング・ダイニングの景色の一部です。

 

階段で家の印象が変わることに住んでから初めて気づきました

 

階段はあくまで移動通路ということなら、

建築基準法ギリギリの幅でも良いかもしれません。

(建築基準法では、階段幅は有効幅75cm以上と決められています)

 

わが家は階段も2階リビングの一部と考えていたので、

広さにこだわりました。

 

ちなみに、見学したモデルハウスの階段はほとんど1000以上でした。

しかもスケルトン階段になっていて、かなり開放的です。

 

モデルハウスのイメージでいると、

標準的な壁芯910㎜で有効幅が780㎜はかなり狭く感じます。

 

階段のある家で育ってきたならギャップはありませんが、

マンション育ちだと注意が必要です




メリット2:子どもと横並びで昇り降りできる

子どもと手をつないで、横並びで昇り降りできるのも気に入っています。

 

新築したときは子どもが赤ちゃんだったので、

抱っこしたまま昇り降りするのも楽でした。

 

スーパーで買い物をしたときに荷物を運ぶときも助かります。

 

ロフトへ上がる階段は、子どもの椅子代わり。

乗り物系おもちゃの保管場所にもなっています。

リビングから見た階段

ロフトへ向かう側は窓がないので暗いです。

写真では階段のライトをつけています。

メリット3:2階リビングは大型家電が入りやすい

2階リビングなので、2階に冷蔵庫や洗濯機を運ぶのに広い階段が必要でした。

 

もし家電が階段を通らない場合は、

クレーン車を使って窓から搬入することになります。

 

費用は家電量販店や時期によって違いますが、

以前、別の家で見積もったときは2万円でした。

 

いつ隣に家が建って特殊なクレーンが必要になったり、

最悪の場合クレーン自体使えなくなったりするかもしれません。

 

階段幅のせいで買いたい家電が買えないのはイヤですよね…

メリット4:将来、昇降機が付けられる

わが家は2階リビングで、お風呂も2階にあります。

もし将来、昇り降りができなくなったら大変です。

 

万が一のときは、昇降機が付けられるように階段幅を広くしました。

昇降機は最低90cmないと付けられないものが多いです。

階段幅を1000㎜にしたデメリット

階段幅を1000㎜にしたデメリットも3つあります。

デメリット1:ベビーガードの種類が限られる

これは住んでから気が付いたデメリットです。

オープン階段なので、子どもが転落しないようにベビーガードが必須でした。

 

しかし、有効幅1000㎜のベビーガードがなかなか見つからない!

 

↓有効幅1000㎜でも取り付けられるのはこちら!

 

でも有効幅1000㎜なのに壁芯1000㎜用のベビーガードを買ってしまい、

板を挟むことになってしまいました。

 

↓詳細はこちら

2階リビングのベビーゲート(階段上)はラスカルキディガードがおすすめ!

ちゃんと有効幅1000㎜に使えるベビーガードを選びましょう!

 

デメリット2:階段下の無駄なスペースが増える

階段下のスペースは天井が低くなるので、部屋に使いにくいです。

 

階段幅を広くするということは、

1階の使いにくいスペースが増えるということ。

 

わが家では階段下収納にしています。

階段下収納

 

↓階段下収納内の天井はこんな感じで、奥に行くほど天井が低くなります。

階段下収納内の天井

 

1階に作りたい部屋が多い場合は、うまく幅広の階段がはまらないかもしれません。

デメリット3:間取りに影響がある

特別なリクエストをしなければ、

一般的な階段は壁芯910㎜・有効幅780㎜が多いです。

 

素人から見ると、階段幅をちょっと広くするだけなのですが、

階段は構造や設計に大きく関わります。

 

打ち合わせ終盤で「階段幅を広くしたいです!」とリクエストすると、

今まで決めていた間取りを大幅に直さないといけないかもしれません。

 

階段幅を広くしたい場合は、なるべく早い段階で相談しましょう!



まとめ:階段幅1000mmは広くてゆったり!

・階段幅が広いと家が広く感じる

 

・子どもと横並び大きい荷物も運びやすい

 

2階リビングは階段幅広めがおすすめ

(家電の搬入、昇降機のスペース)

 

・階段幅が広いとベビーガードの種類が少ない

 

間取りに影響が大きいので早めにリクエスト

 

階段の幅は、家が建った後で簡単に変えられない部分です。

 

階段をただの通路と考えて他の間取りを優先するか、

快適性や印象を重視して考えるかで最適な階段幅は変わります。

 

わが家では2階リビングで階段を使用する回数が多いので、

快適性を重視しました。

 

どんな家も階段幅を広くすればいいわけではありませんが、

2階リビングの場合は階段幅を一度しっかり検討しましょう!

 

2階リビングのメリット/デメリットはこちらで紹介しています。

アイキャッチ_2階リビングのメリット2階リビングのメリット・デメリット!実際に住んでみてわかったこと!