男性シッターの活動停止は性差別?男性シッターが活躍できる社会とは

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キッズラインに登録していた男性シッター2名が強制わいせつ容疑で逮捕され、

キッズラインは男性シッターの活動停止を発表しました。

 

キッズラインはベビーシッターを斡旋する企業です。

 

男性シッターを一律で活動停止にするのは、

男性シッターにとっては性差別とも取れる扱いですよね

 

男性シッターを一律活動停止にするのは性差別になるのか?

男性シッターが活躍できる社会はどうしたら実現できるのか?

 

を考察してみました。

※あくまで個人の見解です。

 

一律の活動停止は性差別

 

男性シッターを全員活動停止させることは性差別です。

 

性差別とは性別による差別・偏見のこと。

 

男性シッターを全員活動停止にするということは、

男性=性犯罪の恐れがあると決めつけていることになります。

 

性犯罪者の99%が男性という事実

それでも一律活動停止が選択される最大の理由は、

性犯罪者の99%が男性という事実です。

 

平成27年版の犯罪白書によると、男性の割合は実に99.8%

(出典:平成27年版の犯罪白書)

 

真面目に働いている男性シッターには申し訳ないですが、

子どもを守るために活動停止が有効な手段というのも一理あります。

 

現時点では犯罪者を判別できない以上、

真面目な男性シッターさんも停止を許容するしかないのでしょう。

 

フォルスポジティブ(誤検知しても安全なほうを選ぶ)

の考え方ですね

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犯罪者を識別・追跡できる仕組み作りが必要!

 

現在の仕組みでは、

事件を起こしたシッターの情報は自治体で共有されていません。

 

つまり、自治体が違えば、

過去の経歴を隠して採用されてしまう可能性があるのです。

 

自治体で情報共有して、

二度と子どもに関わらないでほしい…

 

また、シッターだけではなく、

保育士・幼稚園教諭・教師・児童館職員・学童保育の職員など、

子どもと関わる施設の採用時は過去の経歴を一元管理して

子どもをしっかりと守る体制が必要です。

 

シッターになれないからといって、

他の施設に行ったら本末転倒…

 

厳しい対応を求める声もあり

死角のない監視カメラの設置、前科者へのICチップ埋め込みなど、

厳しい対応を求める人も多くいます。

 

人権問題との兼ね合いが難しいところですが、

加害者の人権よりも子どもを守るほうが優先度が高いはず。

 

性犯罪者は再犯率も高い※ので、

被害を拡大させない施策を講じてほしいです。

※出典:平成27年版の犯罪白書

 

男性シッターが偏見の目で見られないために

 

重要なのは、

問題がある男性シッターは全体のほんの一部ということです。

 

ほとんどの男性シッターは落ち度がない上に働く場を奪われたとあって、

理不尽な思いをしていることでしょう。

 

男性シッターを締め出すのではなく、

問題のあるシッターをどうやって判別するかが重要です。

男性シッターのニーズは存在する

男性シッターはニーズがあるので、

あえて男性シッターを指名して利用する家庭もあります。

 

【男性シッターが好まれるケース】

 

・兄弟が多い時に体力の使う遊びをしてくれる

 

・機械に強い人が多いのでデジタルデータの整理をしてくれる

 

・シングルマザー家庭で男性と接する機会も作りたい  など

男性シッターは社会ニーズのある存在として、

一般的になりつつありました。

 

女性・男性のシッターさん両方との関わりは

子どもの視野を広げる機会にもなります。

 

どうしても保育士・幼稚園教諭は女性が多いので、

父親以外の男性に接する機会は貴重です。

 

活動停止になるのはとても残念…

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犯罪者を見逃さないことが男性シッターの雇用を守る

 

男女問わず、犯罪者を子どもに近づけないようにする仕組みが整えば、

男性シッターも安心して働けるのではないでしょうか。

 

ほとんどの真面目なシッターさんにとって、

事前に綿密な面談や経歴の調査をされることは

安心して働くことに繋がるはずです。

 

待機児童問題や共働き世帯の増加で

シッターさんのニーズは増しています。

 

これから被害が起こらないように、

一企業だけでなく政府や自治体を挙げて取り組んでほしいです。