授業の内容は理解しているのに、
生徒に理解してもらうのが難しいな・・・
自分で勉強するのと、勉強を教えるのは全然違います。
塾講師をして教えることの難しさを感じました。
この記事では、
塾講師のバイトで上手く教えられないときの対処法を紹介します。
始めたときに知りたかったことをまとめたので、
これから塾講師を始める人・始めたばかりの人は
ぜひ参考にしてくださいね!
目次
話しやすい雰囲気を作る
生徒のレベルを知るには、どこまで理解できたか知る必要があります。
問題を解いている様子や導き出した答えを見れば、
どこでつまづいたのか大まかには想像できます。
でも、頭の中で考えたことは会話から引き出さないと
正確に理解はできません。
すぐ疑問をぶつけられる子は少ないです。
先生も生徒も初対面では少し緊張しています。
まずは話しやすい雰囲気を作りましょう。
・この先生は何を聞いても大丈夫
・わからないと言っても怒られない
・聞いたらちゃんと答えてくれる
という思ってもらえれば成功です。
つまり、笑顔で明るく、否定せず、話をよく聞いて、
まず生徒との信頼関係を作りましょう。
相手の分からないところを知る
信頼関係ができたら、生徒とのやり取りから分からないところを探ります。
「全部わからない~」という子もいますが、
全部わからないという子も、
実際にはどこかつまづいているところがあるはず。
どこが分からないか分からない状態で指導をしても、
生徒の頭に入っていきません。
【いろいろな「分からない」(英語の例)】
・英語が苦手で問題を解く気にならない
・単語がわからない
・文法がわからない
・文法はわかるけど使えない
・穴埋めならできるけど、英作文や並び替えができない
・教科書に出てきた文しかわからない
・問題の答え方がわからない
いろいろなわからないのレベルがあります。
どこでわからないのか見極めるのが大切です。
相手のレベルに合わせる
分からないところが分かったら、相手のレベルに合わせて教えましょう。
相手のレベルに合わせるとは、
相手が使う言葉で相手に分かる説明をするということです。
SVOCなんて使ったらそこでシャットアウトです。
30点を70点にしたい子と、
80点を100点にしたい子では教えるポイントが違います。
今30点の子なら、
80点から100点に仕上げるための知識はまず省きましょう。
教える内容を省くことには抵抗がある人もいますが、
勉強が苦手な子の成績を上げるには有効でした。
授業に生徒の好きなものを取り入れる
生徒にとって、いつも勉強に一生懸命取り組むのは難しいものです。
やる気を出させるのも塾講師の立派な仕事。
少しでも楽しく、興味をもって勉強できるように、
生徒の好きなものを取り入れましょう。
一番簡単なのは、例文や例題に取り入れることです。
ある女の子はジャニーズアイドルが大好きでした。
比較級の学習のときに、
○○くんと△△くんはどっちが背が高いの?
○○くんと△△くんはどっちが年上なの?
と聞いて、例文を作ってあげました。
すると、
じゃあ○○くんと△△くんだったら・・・
と自分でスラスラ英文を作って文法をすぐ覚えてしまいました。
サッカーが好きな男の子には、
算数で角度を学習したときシュートの角度に例えてみました。
「この角度のシュート来たらエグいな~」と楽しそうに分度器を使っていました。
勉強にやる気が出ない子は、
身近なもの・好きなものを取り入れてあげると興味を持ってくれます。
教え方のバリエーションを持つ
特定の教え方にこだわりを持っている講師もいますが、
最適な教え方は生徒によって変わるものです。
【いろいろな教え方の例】
・じっくり順序立てて説明する
・たとえ話を盛り込んでざっくり説明する
・最初は手取り足取り一緒に解く
・解き方を説明しながら実演する
・具体的な例から説明する
・公式や理論から説明する
自分が最適だと思った教え方をしても、
生徒がわからなければどんどん違う教え方を試しましょう。
まとめ:上手く教えられないときのポイント5つ
1.まずは話しやすい雰囲気を作る
2.相手のわからないところを知る
3.相手のレベルに合わせて説明する
4.生徒の好きなものを取り入れて興味を引く
5.教え方のバリエーションを持つ
誰でも最初はうまくいかないものですが、
できるだけ早く上手く教えられるようになりたいですよね。
バイト講師同士で切磋琢磨する塾もあれば、
個人主義でノウハウの共有がない塾もあります。
今度は新人講師の人に教えてあげてくださいね♪