インフラエンジニアに必要なスキルとは?女性の強みが活かせる仕事!

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インフラエンジニアに必要なスキルは色々とありますが

大きく分けると技術的なスキルとビジネススキルに分けられます。

 

エンジニアは専門職なので技術的なスキルはもちろん重要

しかし、技術的なスキルだけでは仕事にならないのがインフラエンジニアです。

 

コミュニケーションスキルでは女性の強みを活かすことができます!

 

英語やプログラミングができると生産性が上がって評価にも繋がりますが、

まずは技術的なスキルを業務がこなせるレベルまで引き上げてから、

他の分野も取り組みましょう。

 

この記事では、

インフラエンジニアに必要なスキルとスキルアップ方法を紹介します。

 

わたしはIT企業で10年以上インフラエンジニアをしています。

 

たくさん資格を取ったり先輩のエンジニアから積極的に学んだことは、

のちに自分を助けてくれます。

 

IT業界はスキルや経験があれば転職のハードルも低いので、

自分にスキルをつけておくのは自己防衛としても大切です。

 

未経験者は早く技術的なスキルを身に付けることが大切!

まず技術的なスキルがないとどのプロジェクトにも入りません。

ただ、誰でも始めはスキルがないですよね。

 

技術的なスキルがない未経験者は、

技術的なスキルがある人とセットで配属されることが多いです。

 

技術的なスキルがある人と一緒に働きながらスキルを身につけていって、

次のプロジェクトでは一人で配属、

もしくは未経験者とセットで配属するのが理想の形です。

 

1つ目のプロジェクトでしっかり勉強して、

次からひとり立ちできるようにがんばりましょう!

 

インフラエンジニアの技術的なスキルとは?

これまでの実績、実務経験が一番アピールできる技術スキル。

 

技術的なスキルがあるかないかは

扱える製品や言語、これまで担当した業務で測られることが多いです。

 

構築・運用保守したシステムの規模や複雑性も考慮されます。

 

技術者は過去の実務経験を経歴書にまとめ、

プロジェクトに入れるかどうかはお客様が経歴書を見て判断します。

 

【経歴書に記載する実務経験の例】

 

・データセンターの移転対応で要件定義から基本設計まで担当しました。

 

・システムのバージョンアップで調査分析と設計をしました。

 

・オペレータ運用の設計を行い、システムの起動/停止を自動化しました。

 

・運用保守でキャパシティ管理とディスク装置の更改を行いました。

 

・10名の運用保守チームでリーダーをしていました。

 

など

 

実際には具体的な製品・ソフトウェアのバージョンなども経歴書に記載します。

 

リーダー経験や上流工程の経験は、

マネジメント能力がアピールできるので書いたほうが良いです。

 

自分が担当した仕事の中で技術的なスキルとしてアピールできそうなものは何か

常に考えておきましょう。

 

アピールできそうな案件があったら、

積極的に手を上げるとスキルアップに繋がりますよ!

 

自主的に経歴を作っていく意識が大切です。

若いうちは技術的スキルアップに資格も有効

資格も技術的なスキルを証明するものの一つです。

 

若いうちは資格が努力や向上心の表れとして評価されることが多いので、

資格は取得した方が良いでしょう。

 

「資格をとっても意味がない」というベテランの技術者もいます。

それはベテランの技術者にとって資格をとっても意味がないだけです。

 

経験年数20年の技術者が応用情報技術者を取ったからといって、

たしかに評価はされません。

 

ただ、20代で未経験の人が応用情報技術者を取ったら、

「やる気がある!」と社内で一定の評価はしてもらえます。

 

【資格を取るメリット】

 

・情報処理の基礎を体系的に学べる

 

・プロジェクト配属時や社内での昇進昇給の時にアピールに使える

 

未経験や新卒でインフラエンジニアを始めたばかりの人にとっては

資格を取る意味があります。

 

資格には国家資格とベンダー資格がある

IT系の資格には国家資格とベンダー資格があります。

 

国家資格      :IPAが主宰している情報処理技術者試験

例)ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者、プロジェクトマネージャ、

      情報安全確保支援士、ネットワークスペシャリストなど

 

ベンダー資格:メーカーが主宰している個別製品の認定試験

例)LPIC/LinuC、シスコ技術者認定、オラクル認定資格、AWS、ITILなど多数

国家資格は取っておいた方が良いです。

 

ベンダー資格は、

進もうという分野でメジャーなものがあればとっておきましょう。

 

ネットワーク系のインフラエンジニアならCCNA

Linux 系のエンジニアならLPIC/LinuCなど。

 

これからはAWSなどのクラウド系もおすすめです!

 

インフラエンジニアにおすすめの資格や国家資格と民間資格の違いはこちら!

インフラエンジニアに資格は必要?国家資格と民間資格の違いを女性SEが解説

どうやって技術的なスキルを身に付ける?

どうやって技術的なスキルを身につけていけばよいでしょうか。

マニュアルや過去事例を読む

配属されているプロジェクトで読める資料をしっかりと読んでみましょう。

 

特に過去の障害記録は勉強に最適です。

 

どんな障害が発生して、どこから原因を突き止め、

どうやって対処したかがすべて分かります。

 

有名な技術者の方のコラムに、

「1日1ページでもマニュアルを読むことを習慣にしろ!」とありました。

 

マニュアルなどの技術文書はスキルアップの基本です。

ウェビナーに参加

最近はウェビナー(オンラインセミナー)が盛んです。

 

メーカーが製品のPRや技術者育成のために開催しているセミナーは

多くが無料で参加できます。

 

新製品の情報や業界のトレンドなどもわかるので、

積極的に参加してみましょう。

 

メーカー主催のものだけでなく、

会社を超えたエンジニアの集まりもあります。

 

社外のコミュニティに参加するのは勇気がいりますが、

視野が広がったり人脈ができたりするので飛び込んでみましょう。

 

経験が浅くてもOK、若手技術者歓迎というところを選べば、

ハードルが低いです。

技術研修を受ける

 

会社では技術研修を受けさせてくれることもあります。

私の会社では年に1度自分の選んだ研修を受けられます。

 

個人で受けると数万から20万円程度かかる研修もあるため、

ぜひ活用しましょう。

 

未経験のころは自分で選ぶのが難しいので、

先輩社員や上司におすすめを聞いてみると良いです。

資格の勉強

資格の勉強は本やサイトが主流です。

特に国家資格は過去問が公開されているので勉強しやすいでしょう。

 

会社の中で同じ資格を目指す社員がいれば一緒に勉強をしても良いと思います。

 

もし技術的な面でインフラエンジニアになれるか不安に感じている人は、

国家資格(基本情報や応用情報技術者)の過去問を見て

興味が持てそうかチェックしてみるのがおすすめです。

 

答えが分からなくても全然OKなので、

勉強するのが苦ではないかどうか確認してみてください。

 

拒否反応を起こすようならエンジニアは厳しいかも・・・

 

インフラエンジニアに英語は必要?

インフラエンジニアでも英語の知識があると効率よく業務が進められます。

ペラペラ話せる必要はありません。

 

システムから出力されるエラーメッセージの意味がなんとなくわかる、

調べながら英文のメールが打てるくらいでOK です。

 

マニュアル翻訳や英語のヘルプデスクがある会社なら、

英語を活かして在宅勤務の可能性が広がります。

 

高い英語力は必要なくても、英語力があると評価につながりやすいです。

 

技術力が優先ですが、

余力や適性があれば英語のスキルアップも積極的に取り組んでいきましょう。

 

ただし、外資系企業に勤める場合は、

英語しか資料がない、英語の打ち合わせに出る機会があるなど、

英語の必要性が高まります。

 

昇進の要件にTOIECの点数が入っていることもあります。

(およそ700点くらい)

 

インフラエンジニアに必要な英語力はこちらで詳しく紹介しています。

インフラエンジニアの英語力は?勉強は必要?【TOIEC900点の女性SEが解説】

インフラエンジニアにプログラミングは必要?

 

インフラエンジニアに高度なプログラミング技術は必要ありません。

VBAやシェルを使って簡単なツールが作れると運用改善につながります。

 

VBA は市販の本やサイトがたくさんあるので勉強しやすいです。

 

シェルは漠然と勉強すると効率が悪いので、

現場にあるツールのソースコードを見て勉強すると実践的なスキルが身につきます。

 

これからはLL言語の需要が拡大!

現状のインフラエンジニアの仕事には、あまりプログラミングは登場しません。

 

ただ、これからクラウド化が進むにつれて、

LL言語(軽量プログラミング言語)の需要が高まると予想されます。

 

LL言語(軽量プログラミング言語)とは?

LL言語(Lightweight-Language)とは、習得が簡単な言語の総称です。

PHPやPhython、Rubyなどが当てはまります。

 

なぜクラウド化でLL言語の需要が高まるかというと、

インフラをコードで管理するという考え方(IaaS)に必要だからです。

 

インフラの構築や設定をLL言語であらかじめプログラミングしておけば、

必要なサーバがボタン1つで立ち上がる仕組み。

 

その仕組みを作るためにLL言語が使われます。

技術系以外のスキル

技術系以外のスキルも必要です。特に重要なものを挙げます。

タスク管理

インフラエンジニアの仕事は上司から逐一指示があることは稀です。

 

新卒や未経験で配属されたばかりなら別ですが、

案件の進め方は担当者に一任されることが多いです。

 

自分でその日にやることを決めて納期に遅れないように進めます。

 

突発的な障害が発生する場合もあるため、

常に納期に余裕を持って進めるように心がけましょう。

 

締め切りを守れないインフラエンジニアは信用されません。

 

部下を持つ立場やリーダーになれば、

自分以外のメンバーのタスク管理にも気を配る必要があります。

コミュニケーションスキル

インフラエンジニアの仕事は一人では完結しません。

 

チーム単位で働き、他のチームと協力する場面も多いので、

コミュニケーションスキルは必須です。

 

ある障害が発生した場合、

影響範囲を調査して関係部署のエンジニアと連携する必要があります。

 

またオペレーターに指示を出して障害の対応をしてもらう、

障害の状況を調査してお客様に報告する、

など様々な関係性の人と一緒に仕事をすることになります。

 

上流工程を担当するインフラエンジニアなら、

お客様から要件をヒアリングしてまとめる能力はとても重要です。

 

上流工程がプレていたらその後の実装がうまくいきません。

 

一般的に女性のほうがコミュニケーションスキルが高いといわれます。

 

他チームとの懸け橋になるような働きができれば、

プロジェクトの中での評価も上がります。

論理的思考

論理的思考は上流工程の設計や障害対応で必要です。

 

インフラエンジニアは筋道を立てて説明することが頻繁に求められ

「なぜそう言えるのか」、「どうして結果がそうなると考えるのか」

いつも問われます。

 

論理的なタイプか直観的なタイプかで、

インフラエンジニアに向き/不向きがあるかもしれません。

 

インフラエンジニアは論理的なタイプのほうが向いています。

 

インフラエンジニアに論理的な思考が大切な理由や

インフラエンジニアに向いている人の特徴はこちらを参考にしてくださいね。

インフラエンジニアに向いている/向いていない人!女性でもなれる!

技術スキル以外のスキルを身に付ける方法

技術スキル以外のスキル、いわゆるビジネススキルを身に付ける方法は、

実践の中で学ぶのが1番です。

 

ビジネス書の読書や研修で知識を学習することも大切ですが、

知っている/理解していることと実践できることは違います。

 

書籍や研修で知識をインプットするなら、

エンジニアに特化したもののほうが実践的です。

 

現場でビジネススキルを身に付けるコツ

 

・会議に参加させてもらう

自分が下流工程しか携わらなくても、

お客様との打ち合わせに参加させてもらえればとても勉強になります。

 

議事録係を買って出れば、聞き入れてもらえる確率アップ!

リアルタイムで体験するのが1番身につきます。

 

会議の場でわからない言葉が出てきたら調べましょう。

初めはカタカナ語のオンパレードでびっくりするかもしれません。

 

最初に知っておくと便利なITのビジネス用語をまとめました。

インフラエンジニアの専門用語・ビジネス用語!【未経験者必見!女性でもわかる】

 

・過去の資料を読む

参加するのが難しければ、

過去の議事録や設計書を読んで案件の進め方・交渉の仕方などを勉強します。

 

インフラエンジニアの現場は振り返りの文化があるので、

障害があったとき、大型案件が終了したときなど、

良かったところ・悪かったところ・改善点などがよく資料に残っています。

 

・メンターを見つける

尊敬できる人を見つけてメンター(お手本)にすると効果的。

 

どうしてその人は仕事ができると感じるのか、

どうしてその人が担当すると問題が解決するのか、

その人だったらどう考えるだろうか、

と良いところを分析して自分のものにしましょう。

 

自分の会社以外の人でも、

「こんなエンジニアになりたい!」と思える人がいたらチャンスです。

未経験者がインフラエンジニアとしてスキルアップするには?

未経験から1人前のインフラエンジニアになるためには、

自分で勉強する+周りのサポートが必要です。

 

インフラエンジニアは現場での実務経験が武器になります。

生きた知識やスキルは先輩エンジニアから教えてもらう部分が大きいです。

 

プロジェクトに配属されたら、

・良い人間関係を築くこと

・前向きな姿勢や向上心をアピールすること

を忘れないようにしましょう。

 

未経験者は、

教え甲斐のある後輩エンジニアになるのがはじめの一歩です。

 

インフラエンジニアとして早くスキルアップするために、

未経験者が心がけたいことをまとめました。

インフラエンジニア未経験者の心構え!現場でスキルアップする処世術【女性SEの体験談】

まとめ:インフラエンジニアには技術力+αが必要

・とにもかくにもまずは技術力をつける

 

・技術力として評価されるのは実務経験

 

・若いうちは資格も評価される

 

・技術スキルは書籍、研修、ウェビナー、現場の資料で自主的に学べる

 

英語やプログラミングはあるに越したことはない(必須ではない)

 

・技術力以外は現場で磨くのが1番実践的

 

メンター(お手本)を見つけるのがおすすめ

独学できる知識や資格よりも、実務経験が強いです。

 

プロジェクトに参画するときは高確率で面談もあるので、

技術力+αのコミュニケーションスキルなどもチェックされます。

 

未経験者の場合は資格とやる気をアピールしつつ、

早く現場で魅力的な実務経験が積めるようにがんばるのがスキルアップの近道です。

 

資格を取ってから転職にチャレンジする!と考えている人もいますが、

インフラエンジニアの育成は時間がかかるので若さとやる気を軽視しないようにしましょう。

 

高度試験を取ってから応募しようとして2年くらい経ってしまうなら、

勉強中でも応募したほうが確率は上がります。

 

★未経験からITエンジニアを目指す人におすすめの転職エージェント★

 

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転職エージェントの選び方について、詳しい記事はこちら!

【未経験OK】女性インフラエンジニアが選ぶおすすめの転職エージェント!

 

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インフラエンジニア向けスクールの選び方について、詳しい記事はこちら!

未経験者がインフラエンジニアになるためのおすすめスクール3選!【女性でもOK】