インフラエンジニア未経験者の心構え!現場でスキルアップする処世術【女性SEの体験談】

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インフラエンジニアの処世術

未経験から仕事を覚えるのが大変なのは、

インフラエンジニアも他の仕事も変わりません。

 

ただ、インフラエンジニアは技術職なので、

仕事を覚える期間、育成の期間が他の職種より長いです。

 

ひとり立ちするのに、最低でも1年くらいはかかります。

 

また、プロジェクトでの知識や経験がそのままスキルになるので、

プロジェクト内で良い人間関係を築くと自然と教えてもらえる人になります

 

良い人間関係のためには、

自分でできる限り調べたり、役に立とうとする前向きな姿勢が大切です。

 

この記事では、

未経験のインフラエンジニアが現場でスキルアップするために、

知っておいてほしい心構えを紹介します。

 

わたしはIT企業で10年以上インフラエンジニアをしています。

 

エンジニアと聞くとドライなイメージかもしれませんが、

実際にはチームで働くので人間関係は大切です。

 

まずは「この人を育成したい!」と思ってもらえるように、

未経験者が心がけることをまとめました。

 

基本知識は身につけておく

配属される前に基本的な知識は自分で身につけておきましょう。

 

基本的な知識とは、

基本情報技術者のレベルか最低でもITパスポートくらいが目安です。

 

さらに、担当する分野がわかっているなら、

自分で調べられることは調べておきます。

配属前の準備例:

 

・Linux サーバーの保守をする→Linux の基本コマンド

・データベースの保守をする  →SQLや正規化の基礎知識

・セキュリティ管理業務    →業界標準のガイドラインを読んでおく

 

など

意欲を見せるという意味でも、できる限り準備しておきましょう。

もちろん配属されてからも、自分で調べる習慣は大切です。

 

プロジェクトに配属されてから、

「サーバーって何ですか?」と聞かれると正直困ります。

 

ほとんどの会社は、配属前に研修プログラムを用意しています。

 

未経験者でもOSやネットワークの基本的な知識をつけてから配属されれば、

なんとか仕事にはついていけるでしょう。

 

研修プログラムの充実度は会社によって変わるので、

未経験者は手厚い研修をしてくれる会社を選ぶと安心です。

 

知っておくと便利なIT特有のビジネス用語をまとめました。

こちらも参考にしてくださいね!

インフラエンジニアの専門用語・ビジネス用語!【未経験者必見!女性でもわかる】

プロジェクトでの人間関係を大切にする

配属されたプロジェクトで関わる人、

特にOJT 担当者やあなたの教育担当とは良好な関係を築きましょう。

 

教育担当者は自分の仕事もこなしながら、

どのような教育をするか考えたり資料を用意したりします。

 

未経験者をプロジェクトで教育するのは必要以上に大変です。

 

教育担当の人へは感謝を忘れずに、

早く一人前になるように努力している姿を見せましょう。

 

忙しそうだから質問しない、遠慮するのは逆効果。

いつまでもひとり立ちできないほうが迷惑がかかります。

 

教育を任されるような人は、社内でも優秀な人の可能性が高いです。

 

技術的なことだけでなく、仕事の進め方などビジネススキル全般を含めて、

学べるところは全て学びましょう。

 

プロジェクトに貢献したい姿勢を見せる

 

未経験でプロジェクトに入ると、お客様からはお金がもらえないことが多いです。

勉強するためにプロジェクトに置いてもらっている状態からスタート。

 

客先常駐ではなく自社開発のプロジェクトだとしても、

最初は給料などのコストに見合った働きはできません。

 

未経験者のうちは技術的な面で貢献できないので、

些細なことでも役に立ちそうなことがあれば積極的に行動しましょう。

 

例えば、

・コピー用紙が切れていたら補充する

・電話は積極的に取る

・ドキュメントの整理を引き受ける

などです。

 

「事務職みたい」、「エンジニアっぽくない」かもしれませんが、

結局はささやかや気配りや配慮が大切。

 

めんどうな雑務を引き受けていると他のメンバーから声をかけられる頻度が増え、

早く周りのメンバーと馴染めます。

 

プロジェクト内で良い人間関係を築くと自分に返ってきます。

 

何かてごろな案件や作業があったときに、

「あの人に任せてみよう!」と顔が浮かばせられたら大成功です。

作業品質を上げる

 

未経験者がプロジェクトに入って最初にできる仕事は、

定型的で影響の少ない作業が多いです。

 

定型作業を着実にこなせるようになったら、

少しずつ難易度の高い作業を任されるくらい信用されます。

 

小さい仕事を疎かにするようでは、

怖くて大きな仕事を任せられません。

 

まずは小さな定型作業を着実にこなすことが大切です。

さらに工夫や改善の余地があれば積極的に提案してみます。

 

技術的なことは難しいかもしれませんが、

作業ミスを減らすための工夫や作業効率が上がる方法を常に考える姿勢

今後も役に立ちます。

 

仮に提案したアイデアに欠陥があったとしても

考えが足りなかった点を指摘してもらうことでさらに成長できます。

 

新人のときに取り組んだ改善

わたしが新人のときにやって喜ばれたことは、

・手動でコピー&ペーストしていた作業 →VBA で簡易ツールを使って自動化

・作業手順だけが記載された手順書    →確認項目を追加してチェックリスト化

です。

 

高度な技術がなくても、作業効率アップやミス防止は可能です。

 

先輩社員の『時間があったらやるけど手が回っていないちょっとしたこと』

先回りしてやると感謝されます。

障害対応はスキルアップのチャンス

一番技術的なスキルが上がるのは障害対応です。

障害の原因をいろいろな方面から調べるのは本当に勉強になります。

 

障害はいつ起こるかわからないので、

現場の障害記録を読んで調査の過程をトレースする(たどる)のがおすすめです。

 

おそらく知らない製品や機能出てくるはずです。

もう一つ一つ調べるのも勉強になります。

 

実際に障害が起きたときは

現場がどのように動くのかをよく観察しましょう。

【障害対応で勉強になるポイント】

 

・障害が発生したときに確認すべきことはなにか

 

・先輩エンジニアはどのようなことに目を付けて調べるのか

 

・調べた結果からリーダーはどのような判断を下すのか

 

など

先輩エンジニアやリーダーの思考を追跡しながら考えられるようにします。

 

未経験者だと蚊帳の外に置かれてしまうこともありますが、

自分に今できることをがんばりましょう。

(打ち合わせの議事録を取る、障害調査の流れを記録するなど)

 

次からはログを取るなど、1つでもできることが増えるように、

スキルアップできると良いですね!

常に前向きな姿勢を見せる

「常に成長したい」、「スキルアップしたい」という姿勢を見せるのが大切です。

こっそりと努力する美徳より、どんどんアピールしていきましょう。

 

暑苦しい、恥ずかしいと思いがちですが、

分かりやすくやる気がある後輩社員のほうが

あれもこれもと教えたくなります。

 

【やる気があって応援したくなるエンジニアの特徴】

 

・教えてもらっているときはノートを取る

 

・分からない部分は素直に聞く

 

・同じことを何度も聞かない

 

・アドバイスされたことはすぐに実践する

 

・自分が学習した成果を報告する

 

など

違うプロジェクトのメンバーと交流

 

インフラエンジニアの視野の広さは経験の多さに依存します。

 

いきなり経験を増やすのは無理ですが、

他のプロジェクトに配属されたメンバーと交流することで、

疑似的に経験を増やすことができます。

 

同じ時期に採用された仲間がいれば、ぜひ交流しましょう。

社内で見つからなければ、社外のコミュニティでも良いです。

 

最近はオンラインサロンやSNS上のグループなど、

駆け出しエンジニアのコミュニティが見つけやすくなりました。

 

1つのプロジェクトしか経験していないと、

その現場のやり方がすべてになってしまいます。

 

「そっちのプロジェクトではそういうやり方なんだ」

「お客様の業種によって仕事の進め方が違うんだ」

などの気づきがあるはずです。

まとめ:未経験インフラエンジニアの処世術

・自分で調べる・学べることは自分でやっておく

 

・人間関係を大切にする。教育担当者への感謝を忘れない。

 

・プロジェクト内で良い人間関係を築くと自分に返ってくる

 

・小さな仕事を疎かにせず、信用を積み上げる

 

障害対応は絶好の学びの場

 

前向きな姿勢をアピールする

 

・他プロジェクトのメンバーと交流して視野を広げる

未経験から一人前のインフラエンジニアになるには、

自発的な学習だけでなく周りのサポートも必要です。

 

サポートしてあげたくなる人になるために、

できることを一生懸命やりましょう!

 

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